記憶と記録

見えたことは事実ではなく自分というフィルタを通した記憶である。写真とカメラ関係のブログです。




お国柄

  東京駅にはたくさんの外国人観光客が訪れます。国によって記念撮影の仕方が異なり面白い。韓国の女性はきっちりポーズをつけます。日本人は立ったままっていうのが多い。この人たちはどこの人でしょうね。

 

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使用機材

OLYMPUS 単焦点レンズ M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8

OLYMPUS PEN mini E-PM2

 

お題「カメラ」

 

似非ニューカラー

  写真の撮り方にも流行り廃りがあったようで、まず決定的瞬間を狙っていた時代があり、その後に日常のシーンを撮る「ニューカラー」と呼ばれる人たちが現れた。ホンマタカシは、ニューカラーの写真には中心が無くすべて等価値に写される、と言う。「ウィリアム・エグルストン」で検索するとニューカラーの写真がみつかります。

 

 私は、中心の無い写真って撮ろうと思ったことが無いのですが、引き出しを増やすためにニューカラー風に撮る練習をしています。

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 中心の無い写真は 、見る側に負担をかける。どこを見ていいか、どこを見るべきかを見る側に委ねますから。

 

使用機材

NNIKON D90

 

お題「カメラ」

 

「良い写真とは?」(ハービー山口):興味の新陳代謝

どんな写真を撮ったか。それは写真家がどんな被写体を見つけたかにより、それはどんな好奇心、テーマを持っているかにより、それはどんな精神性を持っているかにより、突き詰めるとどんな人間なのかにたどり着く気がする。

(【良い写真とは? 撮る人が心に刻む108のことば (ハービー山口))

 

 ハービー山口という写真家を知っていますか?人の写真やスナップを撮ることの多い有名な写真家です。彼が書いた本「良い写真とは?」が面白かった。

 

 写真を撮り続けていく中で、もっと上手くなりたいとか、もっと自分の写真を深くしたいという思いに何度もかられ、そのたびに写真集や書籍を買いました。

 現在私の部屋はそうした書籍で壁一面が埋め尽くされているのですが、写真集は見ていて良い刺激になりますし癒されたりもして、良い蔵書だと思っています。

 しかし、中には読破できないままの写真論を述べた書籍もあるんです。それは文章が個人的過ぎて、自分に当てはまらなかったり、言い回しが難解だというのが原因でした。

 (同「イントロ」より)

 

 このイントロにやられました。

  • ハービー山口ほどの写真家でももっとうまくなりたいとの想いから書籍を買い集めてしまうこと
  • 写真論が読破できないこと。それが文章が個人的過ぎたり、言い回しが難解であることが理由だと思ったこと。

このどちらにも完全に共感します。写真論は難解で良くわからないものが多い。

 

 そこで、上手い写真や深い写真を撮るための、単純で分かりやすく、汎用性があり、ヒントになるようなシンプルで短い表現をずっと探すようになりました。

(同「イントロ」より)
 
 彼は、他人の写真論が分からないなら自分で考えてやれっと分かりやすい表現を考えたようで、さすがです。
 その彼の写真論をまとめたのが本書です。
 
 私が気に入った彼の写真論を二つ紹介します。一つは冒頭のもの。写真はカメラマンの興味が現れる、と言っているのだと思います。では、その興味は変えられないのかというとそうでもない。

かつて上田正治さんが「東京に来るたびに新しいデザインの服を何着も買うんです。それを着ることで現代に生きる自分になれるんです!」と仰ったのを覚えています。人それぞれの新陳代謝方法があるんですね。

 興味を変える・広げる方法(新陳代謝)はある、それぞれのやり方が行えと言っているのだと思います。

 

 そう言われて考えれば、私には本を読むのが新陳代謝の方法です。

 

良い写真とは? 撮る人が心に刻む108のことば (SPACE SHOWER BOOks)

良い写真とは? 撮る人が心に刻む108のことば (SPACE SHOWER BOOks)

  • 作者: ハービー・山口
  • 出版社/メーカー: スペースシャワーネットワーク
  • 発売日: 2017/03/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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消費される写真と心に刺さる写真の違い

 「消費される」写真。記憶に残らない写真のことだ。

 

 あなたは他人の写真を何枚憶えているだろうか?私が写真を撮るきっかけは、写真雑誌に投稿された一枚の写真だ。"加奈ちゃん"と題されたその写真は、近所の女の子を写した感じのものだった。写真に撮られるのが恥ずかしかったのだろうか、はにかんだ笑顔をした中学生くらいの女の子が写っていた。それを見てこんな写真を撮れたら素敵だなと私は思った、その思いは今でも続いている。

 その写真は、素人の女の子を写したもので特別綺麗な女の子というわけではない。テクニック的にも甘いところがあるらしく、審査員からも写真の端の処理をもっとうまくやって欲しいといったコメントが記されていた。

 

 綺麗なものが写っていても記憶に残らない写真がある。下の写真はとあるカメライベントで撮ったもの。プロのモデルさんは奇麗だしポーズも決まっている。目にしっかりピントが来ており、きっちり3分割構図に収まっている。写真の教科書に使えそうな写真だ。この写真は多くの「いいね」をもらう。でも、見た人の記憶に残り続けるかというと良く分からない。

  綺麗なものを綺麗に撮るだけではそういう写真にならない。ここが写真の面白いところで難しいところだ。紅葉、桜、猫、子供、もともと綺麗なもの可愛いものを撮った写真は「消費される」写真になりがちだと思う。被写体の持っている魅力に満足してプラスアルファを載せていないからだろう。

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  「消費される」写真が悪い訳ではない。綺麗なものを綺麗に撮るのも相応の努力が必要だ。見る側も楽しいことが多い。私は、アイドルの写真って殆ど覚えられないのだが、見ているときは楽しい(むしろ、アイドル写真で記憶に残るようなプラスアルファをカメラマンが加えてはいけない)。

  綺麗なものを綺麗に真正面から撮るときもあれば、ストーリ性のある写真を撮るときもある、色々なものを色々な具合に撮っていけば良いのだと思う。記憶に残ろうが残るまいが、写真を見た人がハッピーになれば私は嬉しい。

 

お題「カメラ」

 

時代遅れ

  ファッションと同様に構図にも流行り廃りがある。足を入れた構図はここ数年流行ってそろそろ時代遅れでしょう。それでも、落ち葉、桜の花びら、雪など地面を撮るとき足と一緒に撮りたくなる。流行りに一工夫加えるのが個性というものだから。

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 上の写真は、木の枝があると無いとでは印象が大きく変わります。このテクニックを書籍から学びました。 

ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 構図の法則

ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 構図の法則

  • 作者: リチャード・ガーベイ=ウィリアムズ,ナショナルジオグラフィック,関利枝子,武田正紀
  • 出版社/メーカー: 日経ナショナルジオグラフィック社
  • 発売日: 2017/03/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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使用機材

RICOH GR Digital 3

 

お題「カメラ」

 

ストーリ性のある写真とは何か? なぜストーリ性が必要か?

 パントマイムのパフォーマを熱心に見つめる子供。パフォーマーの左手が子供の目の高さに降りてきてピタっと止まる。この人はロボットなんだろうか?子供の頭の中が???で一杯になる。その様子を右端の母親が微笑ましく見ている。

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ロボット?初めてパントマイムを見た日


 雑誌などで写真の解説を読んでいると「ストーリ性のある写真」や「関係性がある」という言葉を見かけます。この「ストーリ性のある写真」って何でしょう?

 私は、見ているものの想像力を刺激する写真を「ストーリ性のある写真」と思っています。写真は一瞬を切り取るものですが、その前後の時間を人は想像できます。見ている人は想像力を刺激されることで、人はその写真に共感します。

 想像力をどれだけ強く刺激されるかは、写真を見ている人の経験に依存します。初めてパントマイムを見たときにそれが人間だとは思えない不思議さを覚えたことを覚えていますか?子供の頃にパントマイムを見た経験のある人は上の写真に共感を覚えるかもしれません。

 

 関係性はストーリ性を作るための道具です。写真の中の複数の被写体間に、見る見られる、恋人同士、親子などの関係を想起させたとき、関係性があるといいます。あるいは被写体とカメラマンとの間に関係が見て取れるときも関係性があるといいます。関係性が写真にあると、それを見ている人は想像力を刺激され、写真に共感を覚えます。

  例えば次のリンクの写真は、バスケットボール部の娘さんが卒業するときの写真です。娘を思う気持ちがグッと伝わってきて、色々と思うものが多い写真です。

【バスケ・ミニバス写真館131 一眼レフで撮影したバスケットボール試合の写真 涙のラストショット - たまの休日】

 

使用機材

OLYMPUS 単焦点レンズ M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8

OLYMPUS PEN mini E-PM2

 

お題「カメラ」