記憶と記録

見えたことは事実ではなく自分というフィルタを通した記憶である。写真とカメラ関係のブログです。




理論

「テーマパークで写真の達人」(仲道雄大):ディズニーランドでとにかく綺麗な写真を撮るための本

Kindleで読める写真の撮り方の本を読みました。著者はプロカメラマン仲道雄大さん。 彼は子供の頃からのディズニーオタクで、ディズニーランドで綺麗な写真を撮るためにカメラを始めた人です。だから、ディズニーランドで綺麗な写真を撮りたいという方には最…

「良い写真とは?」(ハービー山口):興味の新陳代謝

どんな写真を撮ったか。それは写真家がどんな被写体を見つけたかにより、それはどんな好奇心、テーマを持っているかにより、それはどんな精神性を持っているかにより、突き詰めるとどんな人間なのかにたどり着く気がする。 (【良い写真とは? 撮る人が心に刻…

消費される写真と心に刺さる写真の違い

「消費される」写真。記憶に残らない写真のことだ。 あなたは他人の写真を何枚憶えているだろうか?私が写真を撮るきっかけは、写真雑誌に投稿された一枚の写真だ。"加奈ちゃん"と題されたその写真は、近所の女の子を写した感じのものだった。写真に撮られる…

ストーリ性のある写真とは何か? なぜストーリ性が必要か?

パントマイムのパフォーマを熱心に見つめる子供。パフォーマーの左手が子供の目の高さに降りてきてピタっと止まる。この人はロボットなんだろうか?子供の頭の中が???で一杯になる。その様子を右端の母親が微笑ましく見ている。 ロボット?初めてパントマ…

「超銀塩的写真レタッチ」(横木安良夫):レタッチの手順を示した良書

写真のレタッチは、絵を描くことに似ている。単に明るさを変えるだけでなく、部分的に色を変えたり、線をシャープにしたり、質感を滑らかにしたりと様々なことができる。その色々できる自由度がレタッチを難しくする。どんな修正もでき、突き詰めれば本人の…

レンズのF値を徹底解説、焦点距離との関係は?

レンズのF値は、どうして焦点距離に関係するのかというお話です。 一眼カメラを使っているとレンズのF値を強く意識します。F値とは、レンズの 焦点距離を有効口径で割った値で、F値の低いほど明るいレンズなどと言われます。有効口径が大きいほどレンズが明…

「たのしい写真3 ワークショップ編」(ホンマタカシ)

アイデンティティは他人との差異である。自分なりに工夫していくことでしか個性は出てこない。たくさんの情報がネットに溢れる中で、個性を出すのは難しい。何かに似た自分から抜け出るのは容易ではない。 一方で古典を学ぶことは大切だ。ギターを始める時、…

Snapseedで簡単写真加工 その5

Snapseedを使った写真加工を前回に引き続き紹介します。 写真加工の大きな手順は2段階です。大抵は1の写真全体の調整だけで十分なのですが、好きな写真はさらに良い感じにしたくなるので、2の写真の一部分の調整をします。 写真全体の調整 写真の一部分の…

Snapseedで簡単写真加工 その4

Snapseedを使った写真加工を前回に引き続き紹介します。 写真加工の大きな手順は2段階です。大抵は1の写真全体の調整だけで十分なのですが、好きな写真はさらに良い感じにしたくなるので、2の写真の一部分の調整をします。 写真全体の調整 写真の一部分の…

Snapseedで簡単写真加工 その3

Snapseedを使った写真加工が楽しくなってきたので、先日に続いて紹介します。 写真加工の基本は「良い写真」を目指すのではなく、好きな写真を目指すこと。具体的な手順としては、下の3つです。 傾きの調整 明るさの調整 色の調整 ではやっていきます。 元…

Snapseedで簡単写真加工 その2

昨日は、Snapseedを使って、写真加工の基本調整を紹介しました。Snapseedがあまりに簡単に使えるので、もう一枚加工してみました。 写真全体の加工は3つの調整をすることです。 傾きの調整 明るさの調整 色の調整 元写真 Snapseedを使った加工に使う写真は…

Snapseedで簡単写真加工

昨日、無料の写真加工ソフトSnapseedを紹介する記事を書きました。そのときは、写真加工の手順を詳しく書かなかったので今日は手順について書きます。 delight.hatenablog.com そもそもな何故写真加工をするのか? 写真をなぜ加工するのでしょうか?カメラは…

簡単!SNSフォロワーを増やす写真加工

インスタグラムやってますか?インスタグラムやtwitterなどのSNSはフォロワーの数が正義です。案外と簡単にフォロワー数は増やせるのですが、案外実践されていないようなので、その方法を書きます。 ”自分だけの個性のある写真を見てもらいたい”これが本音で…

カメラマウント別にレンズのコスパを比較

ニコンとソニーから新しくフルサイズミラーレスが発表され、富士フィルムからX-T3が新たに発売されるなど、カメラ業界は新機種のニュースに賑わっています。今月末のフォトキナでも新たな発表がありそうで楽しみです。様々なカメラがある中で、コスパ最強と…

撮影のテクニックと、写真に対する姿勢

www.piece-hairworks.link 良い記事です。テクニック的なことと、写真に対する姿勢について学べます。 テクニック的なことについては、表と裏・押しと引き・天上天下と簡潔にまとまっています。 表と裏:被写体の正面と逆の面も撮る 押しと引き:寄って被写…

暗い写真を暗く仕上げるのも個性

Adobe Lightroomの自動補正機能は、写真の暗い部分を持ち上げて明るい部分を抑え、さらに写真全体の明るさを調整してくれる。良く出来た機能で、特に料理のテーブルフォトにはクリック一つでほぼ完ぺきに仕上がる。 ただ困ったことに、この自動補正機能を使…

写真の見方:名詞だけでなく形容詞や副詞で見る

いい写真って何でしょうね?インスタグラムの写真に「いいね」をしても、気の利いたコメントを書くことはなかなかできません。写真展を見に行っても、何と評してよいのやら、ということが良くあります。 今日は写真を見ることについて、書いています。考える…

曲線だけじゃない、国立新美術館で直線を探して写真を撮る

国立新美術館 国立新美術館には、魅力的な被写体がいっぱいです。 建物全体が曲線主体に作られていて面白い。どの曲線を使って構図を作ろうかと、構図を探しているとあっという間に時間が過ぎます。 曲線ばかり探しているのも視野狭窄だと思い、直線を探して…

花はどうして美しいのか?

ゴールデンウィークが始まった。この時期はあちらこちらで花が咲き始める。街がカラフルになっていく時期だ。 花は綺麗なので、ついパシャっと撮ってしまい気持ちのこもらない写真になりがちだ。ルパン三世の石川五右衛門流に言えば「またつまらないものを撮…

藤の撮り方:あらかじめ構図を考えておくメリット

写真を撮るときに現場に行く前に構図を決めていく人がいます。風景写真やポートレート、テーブルフォトを撮る人に多いようです。構図を事前に考えることは、写真の上達にも有効でこれを勧める書籍も多い。 プロの撮り方 構図の法則 作者: リチャード・ガーベ…

藤の花を撮ってきた

例年ゴールデンウィークは藤の花が咲く時期。しかし今年は桜も早いのと同様に藤の花も早くもう満開を過ぎようとしています。 亀戸天神は藤の名所だと聞いて、藤の花の写真を撮りに行ってきました。藤の花を撮るのは初めて。行ってみて、藤の花を撮るのは結構…

写真で大切な点と小説でのそれ

「小説のストラテジー」(佐藤亜紀)には、芸術としての小説は何をもって成立しているか、詳しく記されている。それは、一般の読書好きにとっては意外なことが多く含まれている。例えば、小説にとって物語は読者へのインパクトという点で全く重要ではない、…

パターンをみつけるその2

パターンだらけの建物、それが国立新美術館。 夕暮れ時は、建物内部から漏れる光が新たなパターンを作る。

パターンをみつける

テーブルが綺麗に並び画面上にパターンを作っている。 パターンは写真の構図の要素だと思う。上の写真で主役はテーブルの作るパターン。なんでもない風景でも順序良く何かが並んでいると、面白い印象になる。

写真構図のデザイン要素、線とパターン

国立新美術館 写真の構図をデザインする要素の基本は、線とパターンだ。 例えば三角構図は、二本の線を使って画面をデザインする。広角レンズで奥行きを出すための三角構図は、その二本の線をしっかり描くことがポイントだ。そして、線の繰り返しがパターン…

色を鮮やかにするテクニックを発見

撮った写真は間をおいて見返すようにしています。撮ったときの思い入れや印象が抜け落ちて新たな発見があるから。 昨年秋の軽井沢の写真を見返しながらLightroomで少しいじった写真が下です。 Lightroomで暗くすることで鮮やかな色が出た どういじったかとい…

間を置く

間を置く。視点を切り替える際に使うテクニックです。文章の校閲をする際には、書いてから数日を置いてから行いなさいとよく言われます。 写真も同じ。桜・花火・綺麗な料理など被写体が魅力的であるほど、日にちが経つ程に写真としての魅力が薄れて行く場合…

少し変えるだけで見違える、桜の撮り方

今週のお題「お花見」 椿山荘の桜 日本人は桜が好き。毎年桜の季節には多くの人が花見に出かけますよね。そこで多くの桜の写真を撮りますが、桜の写真を撮ることは実はとても難しい。 ただ撮っただけの平凡な桜の写真 私も毎年桜の花を撮っているがいまひと…

シルエットを狙った定番構図

軽井沢アウトレットでの写真。 シルエットを撮るのは、定番手法だ。ただし、これを撮るまでずいぶん時間がかかっている。最初のシャッターを切るまで10分以上かかっている。通行人がいなくなって、しかも奥の店から誰かが出てくる瞬間、その偶然を待つ時間が…

軽井沢の紅葉:アンバランスなビジュアルウエイト

軽井沢旅行の時の写真。ちょうど紅葉の時期だった。 上の写真は、紅葉を見上げて青空と一緒に撮ったもの。古くからある構図で恥ずかしい。雲と紅葉の位置関係を工夫したつもりだったが、ビジュアルウエイトが右に重すぎる。 まだまだ練習が必要だ。