カメラブログ

 趣味でカメラを触っています。カメラ関係の内容を記すことにします。被写体になっていただける方募集しています。宣材写真も撮ります。




「構図の法則」:3分割構図の先、構図の奥深さが分かる

 僕は写真を撮ることが好きです。初めて一眼レフカメラを買ったのは7年前。それから少しずつ工夫しながら写真を撮ってきました。

 上手な写真を撮りたい!いつもそう思っています。でも、どう練習すればうまくなるのか分からないでいました。写真の書籍やネットの情報は表面的です。3分割構図・三角構図・トンネル構図など情報を得ても、写真が上手になった気がしません。

 「構図の法則」を読んで、上手くならない原因が分かりました。

ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 構図の法則

ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 構図の法則

 

 

なぜ写真が上達しないか?

 考えてみると写真のスキルって不思議だと思いませんか?行う動作はシャッターボタンを押すことだけです。3分割構図で撮ることくらい誰にでもできます。 

 写真を撮ることは文章を書くことに似ています。誰でも鉛筆で文章を書くことができますが、書いた文章に上手い下手があります。文章の書き方を調べると、起承転結・1つの文章に1つのメッセージなどたくさんの情報はありますが、それを実践しても文章は上手くなったりしませんよね。

 これと同じで、写真が上手になるためには三分割構図だけでは足らないのです。

 

良い写真とは何か?

 そもそも良い写真とは何でしょう?僕は、撮影したときの「面白い」「きれい」「楽しい」といった感情が、写真を観た人に伝わる写真だと思っています。カッコよく言えば、撮影意図が伝わる写真です。

 

撮影意図は何故伝わるのか?

 人は視覚を通して物を見た際に、なんらかの印象を受けます。視覚刺激が心理に作用するのです。この心理作用の原理を知っていれば、視覚刺激を使って相手に印象(メッセージ)を伝えることができます。これは視覚知能と呼ばれる心理学の分野でゲシュタルト理論が良く知られています。

 上記の「構図の法則」はゲシュタルト理論を紹介するとともに、ビジュアルウエイや線・形・色調が心理に与える影響を紹介しています。

 

構図の法則

 本書に記されている構図の法則をいくつか紹介します。

移動する方向

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 上の写真は、同じ写真を左右方向を入れ替えたものです。右向きに走る犬と左向きに走る犬とでは印象が違います。左向きに走る犬の方が切迫感・迫力といったものを感じます。

 

パターン

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 スプーンの裏に見えるパターンに目が行きませんか?

 人は無意識に写真の中でパターンを探すようです。 この写真はテーブル面にもパターンがあるため、テーブル面のパターンとスプーンの裏のパターンとの間で視点が動きます。

 

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 この写真はパターンの応用です。連続する鳥居がパターンを作っていて、人はそのパターンを見つけて安心します。

 

遠近感

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 人は、大きさが違っても同じ形のものは、同一種別の物と認識し、小さい方を遠くにあると認知します。

 上の写真は、手前左のペンギンとその上の小さく写ったペンギンの関係で奥行きを感じます。

 

本の内容

 この本では、人の視覚認知を中心に人はどういう刺激でどんな印象を受けるか、その法則を記しています。以下目次を記します。

  1. 資格認知のメカニズム
  2. 構図の原則と指針
  3. デザインの要素
  4. 色調と色合いの役割
  5. 理論を実践する
  6. 芸術としての写真

 

まとめ

 写真の上達には、3分割構図など表面的な知識では足らない。根底にある資格認知のパターンを知ることで、構図に関して深く理解することができます。それによって、シャッターを切ったときの「きれい」「すごい」「楽しい」といった意図を、受け手側に伝えることができる。

 

追記

 この本を読んで写真を分析することができるようになりました。

 「たのしい写真」の中で、写真を上達するには 他人の写真を分析することだと書いてありました。しかしこれを読んだ当時は、写真を分析するやり方が分かりません。この「構図の法則」を読んだことで写真の分析の方法が分かりました。

たのしい写真―よい子のための写真教室

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