定番の撮影スポットに行った時、人とは違った撮り方をしようと足掻いていた時期がありました。わざとフォトジェニックな部分を外したり、露出をいじったりして。
定番の撮影スポットでは、初心者を始め多くの人が似たような写真を撮る。いわゆる「絵葉書みたいな」写真を。これに関して森山大道が次のように言っている。
つまり多くの人にとって「絵葉書みたいな」とは、決して褒め言葉では
ない、しかし、森山は少々違う感覚を持っている。
(中略)
「でもね、本物の絵葉書の写真のようにはなかなかならないんだよ。それぐらい、絵葉書の写真っていうのは良い。撮影した写真誌の技術が本当に高いんだ。
これを読んでから、僕は定番の撮影スポットでは「絵葉書みたいに」撮るようにしている。 同じ場所を同じように撮っても上手い下手がある。それはなぜだろう?まだよく分からない。
上の写真は鎌倉の明月院。
撮影機材