カメラブログ

 趣味でカメラを触っています。カメラ関係の内容を記します。




レンズの焦点距離を35mm換算する、その理由をしっかり理解する

 一眼カメラで交換レンズの話をしていると、35mm換算という記述が出てくる。これは何のことだろうか?

 マイクロフォーサーズのレンズは、35㎜換算では焦点距離を2倍する。例えば、オリンパスのM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROは、35mm換算で24-80mmだ。また、APS-Cのカメラを使うとレンズの焦点距離を35mmに換算するときは焦点距離を1.5倍する。ニコンのレンズ AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VRをD5600で使うと、35mm換算で15-30mmとなる。

 この35mm換算って何をしているんだろう?答えは画角だ。レンズによって写る範囲が異なる。これが画角だ。

 

f:id:kota2009:20171031202350p:plain

 レンズは同じでも撮像素子の大きさによって画角が変わってくる。使用するレンズと撮像素子で撮影できる画角は、もし35mmの撮像素子を使ったとしたらレンズの焦点距離にしていくらのものと同じかを計算している。

 マイクロフォーサーズの大きさの撮像素子のカメラに焦点距離12mmのレンズを付けたときに得られるが画角は、35mmの撮像素子に焦点距離24mmのレンズを付けたときと同じということだ。APS-Cの撮像素子のカメラに焦点距離10mmのレンズを付けると、35mmの撮像素子のカメラに焦点距離15mmのレンズを付けたときと同じ画角になる。

 以降、この35㎜換算の理由を、下の図を使って説明する。

f:id:kota2009:20171031203850p:plain

被写体Oから出た光は、レンズを通って撮像素子(撮像面)で1点Bに集まる。撮像素子の大きさを2b(光軸からBまでの距離はb)とします。

 被写体Oから出た光は撮像素子の下端ギリギリに集まっています。そのため、被写体Oより外側の物体から出た光は撮像素子の下端のさらに下に集まり、被写体Oより外側は写りません。つまり、画角はΘとなります。

 もし、撮像素子の大きさが2倍だったとしたら、画角は大きくなることがわかります。もし、撮像素子を右にずらして(つまり焦点距離を伸ばして)同じ画角にするには、2倍の距離にすればよいことが分かります(撮像素子サイズを 2bから4bに倍にしても、焦点距離をfから2fに倍にすれば画角は変化しない)。

 撮像素子の大きさを下の表にまとめます。

  サイズ
フルサイズ
35.9mm×23.9mm
23.5mm×15.7mm
マイクロフォーサーズ 17.3mm×13mm

フルサイズ(35mm)は、APS-Cの約1.5倍ですからレンズの焦点距離も1.5倍にすると同じ画角になります。またフルサイズはマクロフォーサーズの2倍のサイズですから、焦点距離も2倍にすると同じ画角になります。