今週のお題「お花見」
日本人は桜が好き。毎年桜の季節には多くの人が花見に出かけますよね。そこで多くの桜の写真を撮りますが、桜の写真を撮ることは実はとても難しい。
私も毎年桜の花を撮っているがいまひとつ良い写真が撮れません。今年は、撮り方を意識して桜を撮ってみました。
桜の撮り方一般論
桜の写真を撮るのが難しいのは何故でしょうか?それは桜の花の形がたくさん咲くためです。
桜の撮り方には大きく2種類の撮り方があります。一つ目は桜の花を一輪アップで撮る方法、もう一つは桜の木全体を撮る方法です。花を一輪撮る方法は比較的簡単で、工夫するポイントは綺麗な花を選ぶことと背景の色に気をつけることだけです。背景の色に関しては、青空の青色を写す、木の幹の暗い色を写す、桜の花のピンク色を写す、他の種類の植物(菜の花など)の色を写す等です。
一方で桜の木全体を写す方法にはたくさんのバリエーションがあり、撮り手のセンスが必要になります。原則は、綺麗だと感じたポイントをひとつに絞ること、その絞ったポイントが目立つように構図を作ることです。どこを綺麗だと感じるかが撮り手のセンスになります。
今年撮った桜の写真
今年心がけたのは、まずどこが綺麗だと自分が思ったのか言葉にすること、その綺麗だと思ったポイントを目立つように構図を作ることの2点です。
桜のトンネル
桜並木が二列並ぶと桜のトンネルができます。特に川の両岸に桜並木がある場合は、人のいない桜のトンネルを見ることができ、荘厳な感じがしてとても綺麗。これを撮る場合、桜の枝を写すことでトンネルの梁を印象づけられるよう構図を作りました。
桜並木
桜はただ並んでいるだけで奇麗なもの。きっちり一列に並んでいるところを選んで撮ってみました。
花見をする人
楽しそうに花見をする人は見ていて気持ちいい。その楽しさの分かりやすい構図を作ることを心がけました。 そのため楽しそうにしている人を探しました。
頭上に覆いかぶさる桜
樹齢を重ねた桜の木は枝を大きく伸ばし、空を覆いつくすように咲きます。年月を重ねた桜の木ならではの美しさがあるように思います。桜の枝が頭の上に覆いかぶさるような迫力のある構図を心がけました。
この構図では、空の明るさに負けて桜の花が暗く写りがちです。 順光で撮ると比較的奇麗に撮れるようです。
まとめ
桜の季節には上手に桜を撮りたいですよね。今年は、自分なりに工夫をして撮りました。
綺麗に思ったポイントを言葉にすること、そのポイントが目立つような構図を作ることが大切です。
おまけ
隅田公園で写真を撮っている花嫁さんを見つけました。とても華やかで綺麗。