記憶と記録

見えたことは事実ではなく自分というフィルタを通した記憶であり、さらに記憶は記録で上書きされる。写真とカメラ関係のブログです。

Snapseedで簡単写真加工 その5

 Snapseedを使った写真加工を前回に引き続き紹介します。

 写真加工の大きな手順は2段階です。大抵は1の写真全体の調整だけで十分なのですが、好きな写真はさらに良い感じにしたくなるので、2の写真の一部分の調整をします。

  1. 写真全体の調整
  2. 写真の一部分の調整

 

 ではやっていきましょう。

 

元写真

  下の写真をSnapseedで加工していきます。これは、“みさき”という名前のバラの花です。

  元写真を見ると、バラの花が暗くてもっと明るくしたいと感じました。

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  写真加工とは別の話ですが、空を見上げる構図で撮るとこの写真のように被写体が暗く写ることはよくあります。これは、空の明るさにカメラの露出が下がるためです。こういう場合、マニュアルで露出を上げると空が白飛びします。日中シンクロでフラッシュを焚くのがベストなんですが、私は写真加工で対応することが多いです。

 

まずは切り抜き

  スマフォで記事を見る人には、元写真は横長過ぎるので少し横を切り落とします。

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明るさの調整

  「画像調整」の「シャドウ」を使って、暗部を明るくします。このメニューは写真の暗い部分を狙って明るさを調整できます。

  そのあと「画像調整」の「明るさ」を使って、画面全体の明るさを下げます。

  これで、花の明るさを維持したまま空の明るさを下げています。

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花の部分だけ調整

  「部分調整」を使って花の部分だけ、彩度を上げて色鮮やかにし、さらに明るさも上げます。

 

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花の周りを調整

  調整した写真を見ると、花の上にあるつぼみのボケがうるさい気がします。それでこれを目立たなくさせることにしました。  「レンズぼかし」を使って花の周りをボカします。

  これで完成です。 

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まとめ

  被写体の背景に空を大きく入れると、被写体が暗くなり残念な写真になります。そんな写真は、空の明るさを下げて、被写体だけを明るくすると良い感じに仕上がります。

  加工前と後の写真を並べておきます。Snapseed を使って2分ほどで加工ができました。簡単です。

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加工前(左)と加工後(右)