富士フィルムのX-T3を借りて一日遊びました。素人がX-T3を使うとこんな絵が取れて、こんな困り方をするという話を正直に書きます。私が普段どんな写真を撮るのかはブログの他の記事を見て下さい。
使用したレンズは、FUJIFILM 単焦点レンズ XF56mmF1.2 R APD。ここに貼る写真はJPEG撮って出しです。
X-T3を使った感想のまとめは別エントリに書いています。
設定
設定は、JPEG+RAW出力でフィルムシミュレーションはETERNA。ISO感度はオートで最高12600まで上がるようにし、シャッター速度は固定で1/250 or 1/500秒、絞りはシャッターを切る度に適宜調整。
昼の丸の内
X-T3を片手に丸の内を散歩。三菱一号館美術館の裏の広場を撮影。
テーブルの白と、椅子や壁の黒さの対比してみました。白が飛ぶことなく黒がつぶれることなく綺麗な絵が撮れました。
ISO感度が2000とかに上がっても全然綺麗な絵になることが嬉しい。焦点距離が56mmでシャッター速度1/250だと手振れを心配せず楽に撮れて、スナップが楽しい。
銀色がどう写るのか確認したくて撮りました。記憶と一致する綺麗な写り方です。キッチンカーの中も潰れずに撮れていてX-T3は優秀です。
手前の看板にフォーカスを合わせようとしたら、瞳AFにフォーカスポイントを奪われて奥のお姉さんの瞳にピントが合いました。拡大すると、奥のお姉さんの瞳にジャスピンです。さすがf/1.8だけあって被写界深度が浅く、右のお姉さんの瞳は少しボケています。瞳AFにフォーカスポイントを奪われるとびっくりします。スナップの際はオフにした方が良い。
夜の丸の内
暗くなってきた頃の丸の内も撮りました。暗い街を見たままに暗く撮りたかったので露出補正を多用することになります。ISO感度オート、シャッタースピード固定の設定で、被写体毎に絞りと露出補正の二つを調整するスタイル。富士フィルムのカメラはを絞りリングと露出補正ダイヤルがあり、この二つを手で変更できて凄く便利でした。
JRのガード下、人口の光源が多くてホワイトバランスが難しい場所だがX-T3はオートで上手に合わせています。暗いので絞りは開放で横断歩道を渡ろうとしているお兄さんに合わせた。フィルムシミュレーションETERNAのおかげで映画のワンシーンのように撮れました。RAWの絵と比べると、ETERNAはコントラストを強くしていて自動車とお兄さんの周りだけ明るい仕上がりになっています。
丸の内北口のビルの中のショップを撮ったものです。これもRAWと比べると光の加減がドラマティックになっています。ほんの僅かなのですが、その違いが大きく印象を変えます。RAWから補正無しで現像したものを下に貼っておきます。画面の左側がETERNAは暗く仕上がっていることが分かります。
東京駅を撮ったものです。照明に浮かび上がる建物が綺麗に写っていると思います。X-T3優秀です。
丸の内の通りを撮ったものです。落ち着いた黒が出ていて画面が引き締まります。実は黒潰れしている箇所が無くて驚きます。車のヘッドランプはさすがに白飛びしていますが建物の灯りもしっかり写っていてダイナミックレンジの広さが分かります。
これも黒潰れしている箇所は無く、拡大すると髪の毛も描写できています。ダイナミックレンジが広いですね。
まとめ
富士フィルムのX-T3を持って丸の内を散歩しました。昼間と夜と撮影しました。
X-T3のダイナミックレンジが広いため、夜の撮影でも白飛びや黒潰れせず綺麗に移ることに驚きました。
またフィルムシミュレーションは、これまで色を調整しているだけだと思っていましたがコントラストも調整しており、ETERNAは淡い色ながらドラマティックに表現されることが分かりました。
使用機材
FUJIFILM 単焦点レンズ XF56mmF1.2 R APD