富士フィルムのX-T3を借りて一日遊びました。素人がX-T3を使うとこんな絵が取れて、こんな困り方をするという話を正直に書きます。私が普段どんな写真を撮るのかはブログの他の記事を見て下さい。
使用したレンズは、FUJIFILM 単焦点レンズ XF56mmF1.2 R APD。撮影枚数は485枚。ここに貼る写真はJPEG撮って出しです。
設定
設定は、JPEG+RAW出力でフィルムシミュレーションはETERNA。ISO感度はオートで最高12600まで上がるようにし、シャッター速度は固定で1/250 or 1/500秒、絞りはシャッターを切る度に適宜調整。
詳細
X-T3を持って東京の丸の内・人形町・銀座・京橋・日本橋と散歩しました。詳細は別エントリに書いておきます。
簡単にレビュー
速くなったと評判の顔検出と瞳AFは確かに速い。人が近くにいる場合だけでなく少し離れていても目を見つけてフォーカスを合わせてくれます。下の写真は、瞳AFでピントを合わせました。
フィルムシミュレーションでETERNAが使えるようになりました。彩度が低めの落ち着いた絵作りのETERNAは、雰囲気のある絵に仕上がって嬉しい。また、X-T3はダイナミックレンジが広いようで、テーブル列の奥の草むらなど暗いところも黒潰れしていません。凄い。
ダークトーンだけでなく明るいトーンの色合いも確かめてみました。これもフィルムシミュレーションのETERNAです。綺麗な色が出ています。また、ピンクのコートのシワの風合いも表現されていて優秀な描写力。
高感度画質を確認するため日没後に、ベトナム料理屋さんの提灯を撮りました。ISO1000だと、拡大すると暗部にノイズが乗っていることが分かります(拡大しないと分からない程度のノイズです)。ただし、提灯の明るい部分でのノイズは少なく優秀です。
しっとりとしたシーンでどうなるか試してみたのが下です。色合いが綺麗で雰囲気のある絵になりました。
感想
ミラーレスカメラはバッテリ喰いです。さらに富士フィルムのカメラはバッテリが小さいので、バッテリがすぐなくなるという人もいます。実際試したところ、485枚撮影できました。バッテリ切れ警告表示が出ていたので、あと50枚も撮れないでしょう。大まかに言えばバッテリ一つで撮れるのは500枚と言うところでしょう。
X-T3のウリのひとつはオートフォーカス(AF)が速くなった、特に顔認識と瞳AFが速いことですが、確かに速いです。ただ、今回はポートレートを撮っていないのでその効果を語ることはやめておきます。
X-T3はフィルムシミュレーションに淡い色に仕上がるETERNAが追加され、そのETERNAでずっと撮ってみました。淡い色はスナップには向いていると思います。リアリティのある絵になります。
画質は十分です。ISO感度が上がっても綺麗な絵が撮れます。
あまり注目されていませんが、X-T3では常用ISO感度の下限がISO 160に下がっています。昼間の撮影では便利です。明るいレンズを付けていてNDフィルターを付けなければいけないようなシーンでも撮影することができて楽です。
また、X-T3のダイナミックレンジは広いです(もちろんフルサイズ機の方が広いとは思いすが)。明暗差の強いシーンで、黒潰れしないため随分と撮れる絵が良くなります。
ファインダーは綺麗です。私は普段ペンダハプリズムの一眼レフを使っていますが、それと比べても見ずらさなどありません。
最後に
X-T3で東京駅を撮った写真を貼っておきます。下の写真はsnapseedで調整しています。
FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T3レンズキット シルバー X-T3LK-S
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