記憶と記録

見えたことは事実ではなく自分というフィルタを通した記憶であり、さらに記憶は記録で上書きされる。写真とカメラ関係のブログです。

ねこづくし:岩合光昭を観てきた

 カメラのイベントはなるべく行くようにしている。

 岩合さんの写真展「ねこづくし」を見てきました。安い。800円で岩合さんの写真を堪能できました。

 写真展を観るコツは、自分が一番好きな写真をみつけるようにみること。一枚だけ買うとしたらどれを買うか?この意識で写真を見ると、グッと集中力が増す。私のNo1はチケットにも使われているこの写真。福々しい猫が花をバックに写っている。

 写真展を観て強く思うのは、猫が写っていなくても美しい背景で構図を作ったうえで、生き生きとした猫が写しこまれていること。猫をみつけて撮るといった作業ではない。美しい風景を探してそこに猫が来るまでじっと待ったり、猫をみつけて美しい背景を必死で探したりしたに違いないと想像させる写真ばかり。

 一方で、写真の画質は意外に低くて、ピントが外れていたり、大きくトリミングしたためか画質があれていたりする写真がかなり多い。写真は画質ではなく構図なんだと再確認した写真展でした。

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ねこづくし