記憶と記録

見えたことは事実ではなく自分というフィルタを通した記憶であり、さらに記憶は記録で上書きされる。写真とカメラ関係のブログです。

相手はモノじゃない、人間だから。

 昔の写真を見返していて、撮ったときの状況を思い出した。

 このときは、モデルさんとのアイコンタクトが上手くいった。カメラを構える前に目が合って、一礼。カメラを構えたら、表情を作ってくれた。一枚撮って、カメラを下ろして一礼。手を唇の下に置いてとお願いのジェスチャを送り、カメラを構える。モデルさんが応じてくれた。一枚撮って、カメラを下ろして、笑顔で一礼。

 今でもこれはお気に入りの写真。

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アイコンタクト

 人を撮るのは難しい。相手はモノじゃないから。

 相手もカメラマンを値踏みするだろうし、初対面なんだからお互い気まずい。自分が感じる気まずさと恥ずかしさ(綺麗な人を前にするのはそれだけで恥ずかしい)を飲み込んで、感謝と敬意を表現できるようになりたい。通じないときはへこむけど、それが礼儀だと思う。