記憶と記録

見えたことは事実ではなく自分というフィルタを通した記憶であり、さらに記憶は記録で上書きされる。写真とカメラ関係のブログです。

50,000人の写真展に参加したよ

 富士フィルムの50,000人の写真展に参加しました。良いイベントだと思います。このイベントを企画運営した富士フィルムの皆様に感謝いたします*1。 

 この写真展に関してまとめを作っておきます。

 

50,000人の写真展とは何か?

photo-is.jp

 

 誰もが参加できる写真展です。参加した写真は希望の会場に貼られます。参加料は実質450円。この450円で台紙を購入し、その台紙に四切サイズでプリントした写真を貼って富士フィルムに送るだけです。

 私は、写真のプリントを富士フィルムさんにお願いしました。プリント代込みで1500円でした(安い!)。

 

なぜ50000人の写真展に参加したのか?

 私は普段ネットに写真を上げていますが、写真展に参加したことはなありません。そこで、一番敷居の低そうな写真展で参加してみようと考えました。他の人の写真と自分のものが並ぶのは、それなりに緊張感があり刺激になりそうです。まぁ簡単に言えば、楽しそうだったから。だって50000人も参加するのだから、楽しくない訳が無い。

 

 参加してどう思ったか?

delight.hatenablog.com

 私の写真は六本木の東京会場に貼って頂き、そこに観に行きました。面白かった。楽しかった。考える材料がたくさんありました。

 会場には本当にたくさんの写真が貼られており、多数の写真の中で目立つにはもっとインパクトのある写真が必要だと感じます。「綺麗に写しただけ」「何を言いたいのか分からない」、写真雑誌でよく見かける言葉です。被写体は綺麗だけど、カメラマンの存在感が無いという意味でしょう。この言葉の意味が、たくさんの写真を一度に見ると、本当に分かります。綺麗なモデル、可愛い子供・猫・犬、桜・花などを写した写真ばかり並ぶので、この中で抜きんでるにはプラスアルファが必要です。

 また、会場に貼られた写真には評価情報の無い点も新鮮で、普段自分が他人の付けた評価に影響されていることに気付きます。ネットで写真を見る時、「イイネ」の数、閲覧数、はてなスター数など、他人の付けた評価情報が付与されています。写真を見る時にどうしても他人の評価情報に自分の判断が引きずられます。この展示会では、そういう情報はありませんので、自分だけが評価尺度です。たくさんの写真を眺めていると、自分の好き・嫌いが分かってきます。

 

 最後に、来年も出してみようという気持ちになりました。会場内で目立つインパクトのある写真を撮ることを目指して、この一年間過ごしてみようかと思います。「インパクト」というキーワードをみつけたことが、この写真展に参加した最大の収穫です。

 

まとめ

 富士フィルムの50,000人の写真展に参加しました。

 たくさんの写真の中に自分の写真が並ぶのはとても刺激的でした。ネットでは一枚づつしか表示されない写真が、どーんと目の前に一気に並ぶ光景は迫力がありました。多くの写真の中で目立つには、綺麗なだけでは不足なのだと感じます。プラスアルファが必要。そう考えているうちに「インパクト」というキーワードをみつけました。

 楽しかったので、来年も参加しようと思います。費用も安いですし。

 

おまけ

delight.hatenablog.com

 今回は、ニコンD90という11年前のカメラで撮った写真で応募しました。画素数1200万画素。ネット上で”A3プリントには1200万画素あれば十分”という意見をよく見かけます。実際に、今回は四切サイズでしたが、他の写真と比べても1200万画素で十分でした。

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50,000人の写真展2019の応募写真

お題「カメラ」

 

*1:事務局・裏方さんのことを考えると物凄く面倒くさいイベントだと思います。写真や絆ポストと呼ぶメッセージなど多くの紙を扱うことを想像すると、頭が下がります。