カメラの画素数はどんどん上がってます。ソニーが最近発表したα7RIVは6100万画素だそうです。富士フィルムが今年発売したカメラは1億画素。ところで私がこのブログに貼っている写真は400万画素程度にリサイズしています。ちなみに4Kディスプレイの画素数は800万画素ですから、例え高画素の写真を貼ったとしてもディスプレイでリサイズされます。
写真のレタッチという視点でカメラの高画素化を考えると、リサイズ後の写真の見え方が、レタッチする写真の画素数によって変わってくる可能性があります。つまり、カメラを買い替えて画素数が上がると、それに応じてレタッチのやり方を変えないといけないかもしれません。この記事では、粒状感を出すというレタッチ技術を例題にこの点を考えてみます。
粒状感。写真にわざとノイズを加えてデジタル感を消すテクニックがあります。一方で、写真をブログやインスタグラムのようなSNSにアップするときには写真のリサイズを行います。では、その作業順序を変えると、違いは出るのでしょうか?
- 写真にノイズを加えてから、リサイズする
- 写真をリサイズしてから、ノイズを加える
実験してみました。
上はノイズ無しリサイズのみ、真ん中はノイズを加えた後リサイズしたもの、下はリサイズ後ノイズを加えたもの 。リサイズした後にノイズを加えたものは、粒状感が強く出ますね。
この実験で分かることは、レタッチした写真の画素数が異なると、リサイズ後の写真の見え方が違うってこと。
まとめ
カメラの高画素化が進んでおり、カメラを変えると写真の画素数が上がっている可能性があります。一方でブログにアップする写真は大抵リサイズする。インスタグラムのように例え高画素写真をアップしても勝手にリサイズされるサービスもあります。リサイズ後の写真の見え方は、レタッチした元写真の画素数によって変わります。
カメラを変えると、いつものレタッチをしてもSNSでは写真の見え方が変わっているかもしれません。
使用機材
FUJIFILM 単焦点標準レンズ XF35mmF1.4 R