沖縄旅行に行ってきました。
実は、旅行で撮る写真は、普段のスナップの撮り方とは全然違います。この違いを意識すると、いい感じで写真が撮れます。
写真を撮る目的
普段スナップを撮るときの目的は、なんだかいい感じの絵を撮ることですが、旅行で撮る写真には、3つの目的があります。
- 記録として残す
- 記念として残す
- いい感じの写真を残す
一つ目は、どこにいつ行ったかということを写真に残すことで、アーティスティックである必要はありません。例えば、下の写真は、豊崎海浜公園に行ったことがすぐ分かる写真です。このようにどこに行ったのかすぐ分かる写真を撮りましょう。
二つ目の記念写真は、自分が参加したり体験したことを思い出すキッカケになるような写真です。下の写真は、北谷のショッピングエリアで撮ったもの。行った場所の中で典型的な場所を写すようにしています。
三つ目は、いつも撮っているスナップと同じです。眺めていて、なんだか好きだなぁと思ったところを好きなように撮ります。
旅行写真の撮り方
記録写真
記録写真では、なるべく文字を入れるようにしています。その上で、いい感じになるように構図を作っています。このとき文字を大きく撮らないのがコツです。下の写真は、モノレールの見栄橋駅を使ったという記録に撮ったものです。この程度の文字の大きさで十分後です。
記念写真
記念写真は、行った場所の典型的な所を写します。記録写真が文字で記憶するのと比べて、記念写真はその場の雰囲気を記録する感じです。写真は引き算と言いますが、記念写真は足し算だと思います。他人に見せる写真ではなく、自分のための写真で、しかも自分の一度行った場所なので、多くの情報が写真に含まれていてもちゃんと分かります。むしろ多くの情報が入っていた方が後で見返したときに楽しめます。
下はサンセットビーチでの写真です。アートとしてみると、曇り空が美しくない、クレーンが写っていて気が散る、海の中の防護ネットが邪魔など突っ込み放題です。しかし、私がサンセットビーチに行った記念写真としてみると、台風で曇り空の中でここだけが遊泳可能だったこと、クレーンを使った開発が行われていてショッピングエリアがどんどん広がっていること、防護ネットのあるおかげでここは安心して泳げたことなど、良い思い出になります。
いい感じの写真
せっかく旅行に行ったのですから、その場所でしか取れないカッコいい写真も撮りたいものです。これはいつものように引き算して構図を作って写真を撮ると良いでしょう。
下は防波堤アートで有名な場所を撮ったものです。手前に柵、奥に自転車を入れ込んで写した点がオリジナリティだと思っています(言い換えれば、記録写真も記念写真もオリジナリティは不要ですよね)。
持っていくカメラ
今回の旅行では、以下のカメラを持っていきました。
記録写真と記念写真には、コンパクトデジカメのCOOLPIX S9900を使います。ズームができて小さいカメラが使いやすいためです。
撮るべきものは機械的に決まりますから、それを逃さないように撮っていきます。私の場合、以下を撮るようにしています。
- 交通機関の駅、空港、乗り物
- 使ったお店の名前、外観
- 食べたもの、遊んだもの、行った場所
これらをアップと引きの2種類を撮ります。設定はフルオートで撮ることが殆どです。
いい感じの写真には、ミラーレスカメラのX-T2を使います。こちらは、絞りや露出を色々と考えながら撮ります。
レンズは単焦点1本でしたが、これで十分でした。構図をみつける引き出しが私には少なく、あ、いいなぁと思ったシーンは大抵35mmレンズでピッタリでした(それ以外の画角で構図をみつけられないのはただの訓練不足なんです)。
まとめ
旅行で撮る写真には3種類あります。旅行先では、これらを区別して撮りましょう。
- 記録写真
- 記念写真
- いい感じの写真
記録写真と記念写真は、機械的にサクサクと撮っていきましょう。撮り逃しをしないことが大切です。アーティスティックに撮る必要もありません、写真は足し算と心の中で呟きながら私は撮っています。
いい感じの写真は、自分の撮りたいものを撮りたいように撮ります。こちらは他人に見せることを想定して、カッコ良く撮ろうと心がけます。写真は引き算と心の中で呟きながら撮っています。