記憶と記録

見えたことは事実ではなく自分というフィルタを通した記憶であり、さらに記憶は記録で上書きされる。写真とカメラ関係のブログです。

富士フィルムのXF10-24mmF4 R OISを使った感想

 富士フィルムのXF10-24mmF4 R OISをお借りして遊んだ感想です。

FUJIFILM 超広角ズームレンズ XF10-24mmF4 R OIS

FUJIFILM 超広角ズームレンズ XF10-24mmF4 R OIS

 

 

 このレンズは、35㎜換算で、15mm-36mmと超広角から標準域までのズームレンズです。明るさがF4と頑張っていますが、こんなに頑張らなくてもいいのにと思います。このレンズを使う人は、15mmの超広角で撮りたい人でしょうから、背景がボケたりはF値を小さくしても背景はボケたりしません。この辺りは、別エントリに書きましたので、宜しければどうぞ。

delight.hatenablog.com

 

 せっかくの超広角レンズなのだから、広角端固定(10mm)で東京丸の内を撮ってきました。

 

 最初の印象は、ひろい(当たり前ですが)でした。広すぎて分けわからない感じがしました。東京の撮影の名所である東京国際フォーラムも楽々と全体が収まります。

f:id:kota2009:20191122154740j:plain

東京国際フォーラム

 

紅葉を撮っても、広さを撮ることができます(ふつう、紅葉の撮影って 葉をアップにするか、望遠の圧縮効果で奥行きを見せますよね。広がりを表現した写真は殆どありませんよね)。

f:id:kota2009:20191122154129j:plain

国際フォーラムの紅葉

 

 大きすぎて中々構図の難しい東京駅も楽々フレームに収まります。

f:id:kota2009:20191122151409j:plain

東京駅も楽々フレームに収まる

 

 このように、10mmという焦点距離はとても魅力的です。いつもの35mmでは撮れないものが撮れます。

 

 しかし、10mmという超広角は扱いが難しい。カメラが少しでも上や下に傾くと強いパースが出ます。下の写真は、地面の落ち葉を撮ろうとカメラを少し下に傾けたものです。パースでビルの上部が膨らんで見えます。

f:id:kota2009:20191122152444j:plain

パースでビルの上部が膨らんだ

 

 そういった難しさはありますが、10mmでしか撮れない写真はあるので、使いこなせたら楽しいだろうなぁと思います。

 

 何枚か撮ったなかでお気に入りは次の写真。地面の落ち葉と、周りの紅葉の感じが好きです。画面全体に色づいた葉を配置できたと思っています。

f:id:kota2009:20191122154209j:plain

お気に入りの一枚

 

使用機材

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T2

お題「カメラ」