記憶と記録

見えたことは事実ではなく自分というフィルタを通した記憶であり、さらに記憶は記録で上書きされる。写真とカメラ関係のブログです。

イルミネーションの撮り方

 クリスマスシーズン真っ盛り、街にはイルミネーションが溢れます。

 

 イルミネーションを写真に撮るのは難しいもので、撮ると大抵ガッカリします。それは、キラキラしたイルミネーションが写真では小さな光の点にしか写らないためです。それに対して、よくあるテクニックは、敢えてピントを外してイルミネーションを撮る、というものです。こうすると、イルミネーションが玉ボケとなり大きく写ります。しかし、イルミネーションのはっきり写らない写真になります(ピントを外しているので当然です)。

 

 イルミネーションをはっきり写したい、そして同時に玉ボケでキラキラ写したい。この願いが生み出したのが、イルミネーションを表示したスマートフォンと、イルミネーションを同時にカメラで写すという構図です。

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イルミネーションの定番構図

 

 

 先日、この撮り方を初めて試しました。難しい。両手のカメラでそれぞれ構図を作るのは、至難の技です。また、55㎜(換算)の画角では狭すぎました。もう少し広角のレンズの方がやりやすいでしょう。

 

 この撮り方を思いついた人は、すごいなぁ。そして、この撮り方の練習をして上手に撮れる人も凄いなぁ、と感心します。

 

 これを抽象化すると、二か所にピント位置のある絵を二つのカメラで描く撮り方と言えそうです。使いどころは、イルミネーションだけでなくポートレートやスナップにも使えそうです。さらに、カメラ3台使って三か所にピント位置のある写真に拡張可能です。こんなことを考えていると、楽しくなってきます。