CP+2019に行ってきました。そのメモを残します。
カメラメーカ
カメラメーカさんのブースの様子を記します。
富士フィルム
いまカメラメーカの中で一番勢いのあるメーカだと思います。ニコン、キヤノン、パナソニックがフルサイズのミラーレスカメラをやっと発売している状態ですが、富士フィルムは、フルサイズよりも大きな中判ミラーレスカメラGFX 50Rを昨年発売し、APS-CサイズのミラーレスカメラX-T3を昨年発売、X-T30を今月発売します。その上フィルムカメラのチェキも世界では大きな売り上げを上げています。
またカメラだけではなく、50000人の写真展や写真の印刷サービスなども手掛けていて、カメラを売っているというよりも写真文化をトータルプロデュースしている感じです。
富士フィルムのブースでは、3月20日に発売予定のX-T30を触ることができます。発売前なのに、画像データも持ち帰りOKでした。X-T30はX-T3と同じ画質ですから、画質についてはX-T3について書いた別エントリを見てください。
X-T30は非常に軽い。持つとふゎと言う感じ。レンズは、XC15-45mm F2.5-5.6 OIS PZとXF18-55mm F2.8-4 R LM OISの2本を試しました。
XC15-45mm F2.5-5.6 OIS PZを使うのは今回が初めてだったのですが、なかなか良いです。このレンズはとても軽いのでX-T30につけるととても持ち出しやすいものになります。オリンパスのOM-D EM5シリーズよりも軽く扱えます。写りの方も良くて、写真の四隅を等倍で見てもしっかり写っています。オールドレンズのフワフワした写りが好きな人にとってはむしろ写り過ぎに思えるでしょう。また、広角側が15mm(35mm換算で22mm)からと広いのも魅力です。実際に触ってみて、15mmの広さに驚きました。広角側で撮った写真を拡大しても綺麗に写っています。
ちなみにX-T30の瞳AFはX-T3と同じ性能に感じました。今回のような人の写真を撮るときはやはり楽ですね。
XF18-55mm F2.8-4 R LM OISの方は、少し柔らかい印象ですね。拡大すると、目の部分など柔らかさが消えてパッキリ写っています。
リコー
GR IIIのタッチアンドトライに長い列ができていました。GRの高画質は分かっているので、GR IIIを触りながらリコーの方と雑談してきました。
リコーの方の前に立って私のGRDをお見せすると、お互いニヤとするコアな場です。そしてGR IIIの電源ON/OFFを繰り返しながら起動が早くなりましたねと言ったり、メニューを見ながら、動画撮れるんですねとか、顔認識するんですか、などメニューから見るGRIIIの機能をネタに雑談が進みます。顔認識の部分ではリコーの方が恥ずかしそうにしていて、スナップシュータに顔認識がいるのかというのは社内で議論になったことを伺わせます。
GR IIIから、撮影オートモードと内臓フラッシュがなくなりました。オートモード無くしたのですねとお聞きしたら、GRのユーザは殆ど使わないから外しましたと言っていました。私自身、オートモードで撮ることは皆無なため、他のユーザも使わないんだ思い微笑ましい気持ちになります。また、内臓フラッシュはGRだけではなく他のカメラでも使ったことないので無くて良いです。こういった不要な機能をそぎ落としていく潔さが頼もしい。こういうのをコンセプトというのだから。
外見は殆ど変わりませんねと話を振ったら、撮影モード切替ダイヤルの文字が銀色だったのをグレーに変えたこと、その色に合わせて全面のGRの字もグレーにしたそうです。ミニマリストのGRは装飾さえ排するということでしょうね。
オリンパス
オリンパスは、OM-D E-M1Xをメインにブースを作っていました。色々と試せるので試してくださいという感じでした。
OM-D E-M1Xの画像データを初めて持ち帰りましたが、すごくいいですね。マクロフォーサーズの画質はこんなにすごいのかと、驚きます。
また、オリンパスは今回外部フラッシュやコマンダ、レシーバーを発売したのですが、これらは全て防塵防滴耐低温だそうで、オリンパスの係の方は胸を張っていました。
ソニー
例年と同じステージ構成でした。撮影ゾーンがあってその周りをぐるりと試用カメラを並べる構成。
新発売の二つ、α6400とFE 135mm F1.8 GMが目玉。私は、FE 135mm F1.8 GMを試させてもらいました。F1.8開放で良く解像していました。大きくて、重くて、高価という3拍子揃ったレンズですが、値段相応の性能を見せてくれます。
パナソニック
LUMIX SR1/S1のタッチアンドトライが人気でした。並んでいる人が多すぎて私は列に並びませんでした。
ニコン
ニコンは、私がニコンユーザなだけに良く知っているので、ブースを覗きませんでした。
キヤノン
キヤノンは、EOS Rがメインでした。
レンズ・アクセサリのブース
今回のCP+ではカメラ本体よりもレンズを見て回りました。
コシナ
コシナさんで扱っているレンズを試すことができます。私は、フォクトレンダーのレンズに興味があって試せてよかった。オールドレンズの絵作りの興味のある方は、試してみると良いです。
58mm F1.4 SL IISを開放で使うとピント合わせがシビアです。普段オートフォーカス前ているので、マニュアルでピントを合わせるのに少し時間がかかります。でてくる絵は味があって綺麗。
このほか色々試しましたが、58mm F1.4 SL IISが一番気に入りました。
カールツアイス
カールツアイスのレンズを試すことができます。ここは洋服屋さんを模したセットを作っており、レンズの性能以前に雰囲気のある絵が撮れます。ZEISS Batis 2/40 CFが良かった。
まとめ
せっかく首都圏に住んでいるのだから、カメラ関係のイベントにはなるべく行くようにしています。その中でもCP+は最大のイベントなので見学甲斐があります。
最近はカメラ本体の性能は良いので、どれを選んでも十分良い絵が撮れます。一方でレンズは個性がそれぞれあるので、試し撮りをさせてもらえるこういう場はありがたい。特にコシナさんのブースの試し撮りは参考になりました。