記憶と記録

見えたことは事実ではなく自分というフィルタを通した記憶であり、さらに記憶は記録で上書きされる。写真とカメラ関係のブログです。

フィルムシミュレーション遊び

 富士フィルムのX-T2で遊んでいます。

 富士フィルムのカメラと言えば、フィルムシミュレーション。Provia, Velvia,Asita等のたくさんのフィルムシミュレーションが用意されており、それぞれに癖があって面白い。

 この風景をあのフィルムシミュレーションで撮るとどうなるだろう?

 シャッターを切る前に仕上がりを想像する、この時間が楽しい。

 そこで、フィルムシミュレーションの癖を深く知りたくなります。今回は、ヒマワリを題材にこれを調べてみます。

 

画像比較

 下の写真で、左はRAWをゼロ補正でJPEGにしたもの、右はカメラ内RAW現像でProviaでJPEGにしたもの。

 色に関して、RAWは黄色で、Proviaはオレンジっぽい。色に関して、ただ彩度を高めたというより、色相も変えていることが分かります。次に、ヒマワリのめしべの部分を見ると、Proviaの方がコントラスト強目なことが分かります。

 ここで注意したいのが、RAWが見た目に近い訳でないこと。

 色に関してはProviaの方が見た目に近い、コントラストについてはRAWの方が見た目に近い。 

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左:RAW、右:Provia

 

 次に、ProviaとVelvia,Astiaを比べたのが下。

 VelviaとProviaを比べると、色に関しては、Velviaの方が彩度高めで、色相もオレンジに強く寄った感じですね。コントラストもVelviaはほんの少し強めです。

 ProviaとAstiaを比べると、色に関しては似た感じですね。コントラストはAstiaの方が弱め。

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左:Velvia, 右:Provia
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左:Velvia、右:Astia


結局どれがいいの? 

 写真の良い悪いは、個人の趣味なので、個々からは私の趣味の話です。

 このヒマワリの写真に関しては、Velviaの色で、コントラスをAsitaまで落とした感じが私は好きです。

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好きな仕上がり、Velvia + ハイライト-1 + シャドウ-1 + シャープネス+1

 

まとめ

 「目の前の風景を、このフィルムシミュレーションで撮るとどう仕上がるんだろう?」 考えているとワクワクする。フィルムシミュレーションの癖を知っていると、もっと楽しいはず。癖を知るには、遊んでみるのが一番だ。

 

使用機材

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T2

FUJIFILM 単焦点標準レンズ XF35mmF1.4 R

お題「カメラ」