記憶と記録

見えたことは事実ではなく自分というフィルタを通した記憶であり、さらに記憶は記録で上書きされる。写真とカメラ関係のブログです。

一斉にではなく

 一本だけ多くの花を咲かせた梅の木があった。

 あと10日もすれば桜が咲くとニュースが言う。梅の花はもう終わったかなと思いつつも、季節外れの梅林公園にでかけた。多くの木は花を散らせている中で、一本だけ多くの花をつけている。

 「桜と違って梅は一斉に咲かないんだなぁ」、「一斉に咲かないから、花の期間が長いんだなぁ」と思いながら眺めた。どっちが良いのだろう?と思う。

 つらつら考えているうちに、それは、打ち上げ花火が良いか、線香花火が良いかと同じ話に思えてきた。どっちも好きだ。

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 ところで、梅の花は2月から咲き始めますが、どうしてそんなに早いのでしょうね?花粉を運ぶ虫も少ない時期なのに。

 調べてみると、ちゃんと理由があるようです。

  • 他にたくさんの花が咲いていると、花粉を運ぶ虫を他に取られて自分の花粉を運んでもらえない場合があるから
  • 他の種類の花が少ないので、他の花の花粉が混ざって受粉されずらいから

そうですね。逆にいっぱい咲いてると、虫の取り合いになるだけじゃなくて、他の花の花粉、種類が違う花の花粉を持って来られちゃうこともあって、困るじゃないですか、混ざっちゃって。そういう繁殖干渉(はんしょくかんしょう)というのが起きるんですけど、よく似た花がいっぱい咲いていると、虫もいろんな花粉を持ってきちゃうので、「自分の花粉が欲しいのに、人の花粉ばかり来る」みたいなことも起きたりするので、あまり種類が咲いてないときに咲いておいたほうが、いろいろラクはラクなんですよね。 

(「どうして冬に咲く花は虫があまりいないのに受粉できるの?」NHKのWebサイトより) 

 

使用機材

Olympus PEN mini E-PM2

OLYMPUS 単焦点レンズ M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8