記憶と記録

見えたことは事実ではなく自分というフィルタを通した記憶であり、さらに記憶は記録で上書きされる。写真とカメラ関係のブログです。

陽気なギャングが地球を回す

「俺は偶然というものをあまり信用しない」

本心だった。運、不運だけで世の中が決定するとは考えにくかった。

原因の存在しない結果なんて、救いのない祈りと同じように、味気なく、無慈悲に感じられる。

 (「陽気なギャングが地球を回す」(伊坂幸太郎)より)

 

 偶然、それはランダムに結果が決まる、つまり原因と結果に相関が無い。明日はよくなりますようにと祈っても、明日がどんな日になるかはランダムに決まる、それは無慈悲である。そんな風にこの部分を解釈しました。

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 この小説は、4人の銀行強盗団のお話です。それを踏まえて、多重露光で人形を4つ写してみました。

 

使用機材

NIKOND D90