記憶と記録

見えたことは事実ではなく自分というフィルタを通した記憶であり、さらに記憶は記録で上書きされる。写真とカメラ関係のブログです。

絶対欲しいカメラの画素数はいくつか?

 この写真ブログを10年以上続けています。自分でもよく続いていると思う。こうやって続けているとカメラの中で使う機能と使わない機能が分かってくる。例えば、僕は、連射機能を使わない。だから、新しく発売されたカメラの連射速度が75コマ/秒だと聞いても欲しくなったりしない。一方で、手振れや被写体ブレはしたくないので、常用ISO感度の高いカメラを見ると欲しくなる。

 自分にとって必要な機能が分かってくると、最新型の高価なカメラは欲しくないけど、古い安価なカメラが欲しくて仕方ないという気分になる。

 さて、画素数についてはどうだろう? みんなが見てくれるときのデバイスで綺麗に写れば十分と思っているのだけれど、それはいくらくらいか調べてみた。スマホも進化しているので、改めて考えてみようと思う。

 表示ディスプレイの大きそうな機種の解像度を調べてみた。さらに、そのディスプレイ一杯に表示するために必要となるカメラのセンサー画素数を計算してみた*1。その結果をまとめたのが下の表。

 

機種 ディスプレイ解像度 必要なセンサ画素数
Phone 13/12 Pro Max 2,532 x 1,170 3,687,936
12.9" iPad Pro 2,048 x 2,732 4,975,883
4Kディスプレイ 3,840×2,160 9,830,400
8Kディスプレイ 7,680×4,320 39,321,600

 

 スマホで表示するには370万画素、タブレット端末で表示するには500万画素、4Kディスプレイで表示するには1000万画素が、カメラのセンサーサイズとして必要ということが分かる。8Kディスプレイまで考えると4000万画素くらい必要になる。

 

 2013年以降に発売されたカメラは大体1600万画素はあるようなので、4Kディスプレイまでは大丈夫そう。一方で、8Kディスプレイを考えるて4000万画素を超えるカメラを探すと、安いもので、SONY α7R2やCANON EOS 5Ds, NIKON Z7辺りになってくる(カメラボディで20万円以上する)。8Kディスプレイへの表示を考えてカメラを選ぶのはまだ早そうだ。

 

まとめ

 ブログ用途にカメラを選ぶとして、絶対欲しい必要な画素数を調べた。

 スマートフォンやタブレット、4Kディスプレイに表示することを考えると1000万画素あれば十分。2013年以降に発売されたたいていのカメラは1600万画素はある。一方で、8Kディスプレイまで考えると、4000万画素必要になる。個人的にはまだ早い感じがする。

 

感想

 最近のカメラの画素数は2000万画素代が多く、新機種が出てもそれほど増えてこない。これは、必要画素サイズ1000万画素に、トリミングをするための余裕を考慮したものかもしれません。

*1:センサーのアスペクト比を3:2として計算した。計算式は a*a*2/3 。ここでaはディスプレイの長辺のピクセル数