うろこ雲が空に広がる。秋ならではの現象だ。
写真を撮るとき、構図にどう空をいれるかは結構難しい。広々とした空は素晴らしい被写体なのだが、真っ青な空は単調すぎて絵にならない。
秋のうろこ雲が出ていると、大きく空を写すと気持ちの良い情景を表現できる場合が多い。
上の写真は、新宿のビルを写したもの。うろこ雲があることで、真っ青な空では表現できない空の広がりが表せた。
秋のうろこ雲は貴重な被写体だ。
もっと空を写したくて、スカイツリーをワンポイントに構図を作った。写真を観た視線が上に向くように右上に赤い標識を入れて写している。
秋と言えばススキも外せない。ススキを空と一緒に写すのは定番の構図だ。空にうろこ雲が浮かんでいると、定番構図もグッとしまった感じになる。
夕焼けになるまで粘ってみた。夕方になるとうろこ雲の輪郭がボケてきて、それだけでは迫力不足に感じられた。そこで遠くにあった鉄塔を入れ込んで構図を作った。奥行きのある絵にできたと思う。
使用機材