京都清水寺の夕暮れを撮った。
夕暮れのマジックタイムは空の色が綺麗に写る。この魔法の時間は短い、日の入り時刻前後の20分程だ。
ビジュアルウエイトの観点で上の写真を見ると、左側が重くバランスが悪い。右側に大きな雲があると左右のバランスが取れる筈だ。
風景写真の難しいのは、ごく短いマジックタイムに都合良く雲が浮かんでいるとは限らないことだ。風景写真はレアな瞬間を忍耐で待ち続けるものだと思う。
上は京都鉄道博物館から撮った京都の風景。右側にお寺の塔をいれている。日本人にとってお寺の塔は見慣れた形であるためビジュアルウエイトが大きい。左側のビジュアルウエイトが重くならないように、塔は小さく写している。随分小さく写した塔だが、視線は塔に誘導される(日本人限定だけど)。
使用機材
OLYMPUS ミラーレス一眼 PEN mini E-PM2 レンズキット ホワイト E-PM2 LKIT WHT
ビジュアルウエイトに関しては構図の法則が詳しいので、宜しければご参照下さい。この本は、ビジュアルウエイトの他にリードライン、写真の要素間の連携による効果、質感の効果など押さえておきたい構図づくりのポイントが良く整理されています。
- 作者: リチャード・ガーベイ=ウィリアムズ,ナショナルジオグラフィック,関利枝子,武田正紀
- 出版社/メーカー: 日経ナショナルジオグラフィック社
- 発売日: 2017/03/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る