記憶と記録

見えたことは事実ではなく自分というフィルタを通した記憶であり、さらに記憶は記録で上書きされる。写真とカメラ関係のブログです。

花はどうして美しいのか?

 ゴールデンウィークが始まった。この時期はあちらこちらで花が咲き始める。街がカラフルになっていく時期だ。

 花は綺麗なので、ついパシャっと撮ってしまい気持ちのこもらない写真になりがちだ。ルパン三世石川五右衛門流に言えば「またつまらないものを撮ってしまった。。。」という気分になる。実はこれは間違いで、つまらなく撮ってしまっただけなのだ。

 綺麗な花を見つけたときは、一番綺麗に見える撮り方を探すのが本当だ。神は細部に宿るのだから。

 下の写真を撮るとき、この花が綺麗に見えるのはなぜだろう?と考えてみた。しばらく眺めてみて、黄色い花が輝いているように見えるからだと気づいた。そこで、一番暗い背景を探し、さらに露出を-1下げて撮った。写真を撮っている時間よりも、花を眺めている時間の方が随分長い。

f:id:kota2009:20180429075352j:plain

シャーロットオースチン

使用機材

RICOH デジタルカメラ GR DIGITAL III