記憶と記録

見えたことは事実ではなく自分というフィルタを通した記憶であり、さらに記憶は記録で上書きされる。写真とカメラ関係のブログです。

くまモンで構図を考えました

 今朝、くまモンの写真をアップしました。

 この写真は自分的には割と考えて撮っているので、語りたくなりました。雑談だと思って見て頂けると嬉しい。 delight.hatenablog.com

 

はじまりは、くまモン

 東京丸の内、ここは日本最大のビジネス街で、「丸の内のOL」でネット検索すると雰囲気が分かると思います。その丸の内を歩いていたところ、偶然、ベンチに座るくまモンを発見。面白い!カメラを取り出しました。

 最初の一枚が下。カメラの背面液晶で確認したところ、どうもつまらない写真に思えました。くまモンは面白いけど、写真はつまらないって状態です。

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最初の一枚は、つまらない写真だった

 

ところで、何が面白いんだろう?

 そこで、自問自答してみました。何が面白いの?、くまモンが大きいところ?、くまモンがリアルベンチに座っているところ?って。

 そこで気づいたのは、ゆるキャラがビジネス街にいる点が、面白いのだと。ゆるさと真剣さの対比というやつです。

 

ゆるキャラとビジネスの対比

 くまモンをビジネスと対比させるために、ビジネスマンを構図に入れて撮ることにしました。

 理想を言えば、くまモンの隣のベンチにビジネスマンが座ってパソコンを叩いていれば最高です。セットアッパー(被写体や背景のすべてを用意する撮影スタイル)なら、モデルを呼んでそうするのでしょうが、スナップ写真ではそうもいきません。

 左側に横断歩道があるので、そこを人が通るだろうと予測し、ジッと待ちます。

 そうして撮った2枚目の写真が下。これも「ゆるキャラとビジネスの対比」と言うには、まだまだ弱い気がします。歩道を歩く人の服装がカジュアルで、ビジネス感が弱いのです。

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ゆるキャラとビジネスの対比、になってる?

 

 そこで、スーツを着た人が通りかかるのをじっと待ちます。そうして撮ったのが下の写真。理想を言えば、きっちりネクタイをしてトレンチコートを着ていればビジネス感がバッチリなのですが、今の季節では無理でしょう。

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3枚目、スーツの人とくまモンを対比

仕上げ

 3枚目の写真を仕上げていきます。

 3枚目を見ると、なんだか散漫な印象を受けます。写真の左右部分がデッドスペース(ビジネス的要素の写っていない部分))になっているからでしょう。そこで、左右をトリミングして正方形にしたのが今朝アップした写真です。今見ると、写真の上の部分もデッドスペースに思えるので、さらに上部も切って仕上げたのが、下の写真です。

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完成:ビジネスとゆるキャラの対比

 

 まとめ

 今朝アップしたくまモンの写真は、仕上げるまでに試行錯誤したつもりなので、語ってみました(少し恥ずかしいですが、)。

 くまモンを面白いと思った理由を少し考えて、「ビジネスとゆるキャラの対比」という撮り方に決めました*1。丸の内=ビジネスというイメージは、写真には写らないので、ビジネスのアイコンが必要です。今回は、それをビジネススーツにしました。

 

 こういう考え方が正解だと言うつもりはありません。私はこう考えたというただの事例と、ご理解ください。こういう事例を共有することで、誰かがアドバイスや他の事例を書いてくれたりするととても嬉しいです。

 

お題「カメラ」

*1:まぁ、撮る前に気付けよ、という話ではあるのですが、、