型があるから型破りだ、型が無いやつのは形無しだ。落語家の立川談志の言葉だったと思う。旧来のやり方を変えて新しいことをするときにでも、昔のやり方を知っていることの大切さを表した言葉だ。
超広角 10mm(換算15mm)で写した写真です。
超広角で撮るときの基本は、
- 見せたいものを画面の真ん中に置く(画像の端は歪むから)
- 広がりや奥行きを演出するものを背景にする
- ダイナミックな感じを表現するなら、背景で斜め構図にする
こんな感じでしょう。
上の写真は、教科書通りに写したつもりです。鳥の顔(見せたいもの)を真ん中に置いて、車(奥行きを演出する小物)をその左下において、鳥の羽根と道路で斜めのライン(ダイナミックな感じの演出)をしています。さらに、その斜めのライン上に、鳥の顔と車が載るように狙っています。
だから凄い写真だというわけではなく、10mmのレンズを初めて使って、どう撮ったらよいか分からずに仕方なく教科書を思い出しながら、その通りに撮ったというお話です。
使用機材
FUJIFILM 超広角ズームレンズ XF10-24mmF4 R OIS