写真を撮るようになって、レストランの好みが変わった。窓の大きな店が好き。地下の店は嫌い。写真が綺麗に映らないから。
席に着くと、メニューを決めて、最初の料理が来るまでに光を探す。どこに皿を置くときれいに写るだろうか?と。
そうしているうちに前菜のサラダが来る。サラダは明るい場所が良く写る。
フライは、なんといっても衣のサクサク感を写したい。付け合わせも忘れずに。レモンやトマトは鮮やかな色で、写真の中でも良い脇役だ。
白飯は意外に難しい。茶碗のふちが暗く黒つぶれしがちだ。黒つぶれしそうな場所はフレームから追い出して、美味しそうなところだけ写す。
〆のコーヒーは、食後のホッコリ感を出したい。明るく撮るより暗めに撮るのが好き。
そうそう、一皿づつ撮るだけでなく食事全体を撮ることも忘れずに。このとき、どこにピントを合わせるかが悩みどころ。下の写真は、奥のフライにピント。なんか無駄に奥行き感のある写真になった。
熱々のフライが冷めるのはもったいない。だから、ご飯写真は、サーブされたらすぐ撮る。すぐ撮り終える。何枚も撮らない。
そのために、はじめのオーダーしてから最初の料理が出るまでのイメージトレーニングを頑張ってしまう。
使用機材