漁港の街を歩いていると、灯油屋をみつけた。古い店で閉まっていた。灯油の季節が終わったからなのか、商売自体をやめてしまったのか。少し寂しい気持ちになった。
なんともレトロなお店をみつけました。"esso"の赤い文字とそれを囲むブルーの楕円が古めかしい。暖かい地方のため、灯油だけを売って商売が成り立ったのは随分前のことではないだろうか。
上の写真は彩度とコントラストを下げて撮影しています。この店をみつけたときに感じたレトロな印象の表現にはその方が適していると思ったから。それでもまだ撮れた写真はくっきりしすぎていて、画像調整で、彩度を下げてコントラストを下げて、さらに明瞭度も下げています。
脱線しますが、フィルムで写真を撮ったりデジタル写真をフィルム風に加工する人がいます。フィルム風は私も好きですが、どんな写真でもフィルムが適しているわけではなく、フィルムテイストの合う風景というものがあると思う。やっぱり、色と構図は一体なのだ。
使用機材