物撮りをして遊んでいます。ちょっと面白いことをみつけたので、ここでシェアします。少しの違いで写真の写りが変わる。そんなマニアックな話なので、ゆっくり読んでください。
下の写真を見てください。右のネコと左のネコで、顔が違うことが分かりますでしょうか? じっくり、30秒くらい違いを見てください。
向かって左のネコの方が、かわいらしい顔をしているのが分かると思います。
向かって左のネコは、目が真ん丸で童顔というか幼い顔をしています。それに対して右のネコは、目が吊り上がっていて可愛いという感じではありませんよね。
さて、次の写真を見てください。左のネコの顔が変わりました。
一枚目の真ん丸目の可愛い表情と比べて、2枚目では目を見開いた表情に変わっています。
種明かしをすると、1枚目の写真から右のネコを取り除いたのが2枚目の写真です。つまり、左のネコは動いていません。また、カメラは三脚固定で動かしていません。何が変わったかというと、右のネコを置いていたときは、その照り返しで左のネコの右側にも光が回っていました(光は向かって左から当たっていることに注意してください)。そして、右のネコを取り除くとその光が無くなってコントラストが強くなっています(左のネコの右側の肩が暗くなっていますよね)。コントラストが高くなったせいで、ネコの目がきつい印象に写りました
写真は光が大切と言いますが、隣にあるモノの照り返し程度の小さなことで、ずいぶんと違った印象に写るものだと、今更ながら実感しました。
おまけ
見比べしやすいように上の2枚の写真を並べて貼っておきます。