記憶と記録

見えたことは事実ではなく自分というフィルタを通した記憶であり、さらに記憶は記録で上書きされる。写真とカメラ関係のブログです。

料理撮影方法の決定版、たったこれだけ覚えておけばOK

 大御所のカメラマン渡部さとる さんのYoutube動画で料理撮影方法を紹介していました。とても良くまとまっており、参考になるので紹介します。

 


誰でも撮れるレストランxメニュー撮影12のポイント

 

 ここで紹介している12にのコツは、1~4が撮影場所の選び方、5~6が撮影方法、7~9が料理のセッティング、10~12は応用技。

  1. 撮影場所は、二階の北側の窓際がベスト
  2. 室内灯は消して、窓の光だけにする
  3. (暑い場所でなく、冷たい場所でなく)暖かい場所を探す
  4. 撮影ポジションは窓に正対する
  5. 大きめのスチレンボードを2枚使う
  6. スマートホンカメラのズーム機能を使う
  7. 小鉢料理は器を寄せて密にして写す(真俯瞰でなく斜めから撮影する場合)
  8. 真俯瞰で撮影するときは器の間隔を離す
  9. 器や食べ物の色と背景の色を合わせる
  10. 熱々のものは熱々の時に撮影する
  11. 汁が光らないように黒を写しこむ
  12. 白いボードに向かってLEDライトをあてる

 

 いくつか補足します。

 6で、ズームを使うのは広角で写すと手前の皿が奥よりもずっと大きく写ってバランスが悪くなるため。スマホでなく一眼カメラを使うときは、焦点距離の大きいレンズを使うと良い。

  また、料理のメニューに使う写真は背景ボケが無い方が良い。そのため、一眼カメラでは、絞って撮るとか撮像素子の小さなカメラを使うと良いでしょう。

 

 さて、渡部さとるさんのYoutube動画は、アート(自己表現)として写真の話と、商業写真(雑誌やWeb宣伝用の写真)の話を分けて説明していて分かり易い。今回の料理写真の撮り方は、アートというより商業写真の撮り方で、コツさえ知っていれば誰でも上手な写真が撮れます。

 

まとめ

 料理写真の撮り方を分かり易くまとめた動画があったので紹介しました。

 この撮り方は、メニューに載せるためや、雑誌の広告に使うような写真の撮り方で、このコツを知っていれば誰でも上手な写真が撮れます。

 私が、一番重要なコツだと思うのは、5番目のスチレンボードを使うというもの。スチレンボードを用意するのは手間ですが、随分と違う写真になります。