簡単に物撮りをしたくて、撮影ボックスを買いました。
普段、私は下のような写真を撮っています。撮影ボックスを使わないで自然光で撮った写真ですが、これを撮るのって結構大変なんです。実は、自然光ではうまく撮れる時間や場所が限られていて、例えば私の部屋では午後2時くらいが一番良く撮れます。
撮影ボックスを使うメリットは、簡単に綺麗な写真が撮れること。撮影ボックス内にLED照明がついていて、安定した光が得られますから。
撮影ボックス紹介
買った撮影ボックスは、数千円の安いもの。プラスチックの箱を下のように組み立てて使います。
撮影ボックスの天井面にはLEDライトバーが二本ついています。撮影ボックスには、リング状のLEDがついているものと、このように棒状のLEDが複数ついているものがあります。後で書きますが、私は敢えて棒状のLEDを選びました。
どんな写真が撮れるか?
早速、撮影ボックスを使って写真を撮ってみました。
被写体は、手元にあったアンズジャムです(これを選んだ理由は特にありません)。
最初は白バックで撮ってみます。商品撮影っぽく綺麗に仕上がります。
次に、黒バックで撮ってみます。背景が変わると雰囲気が変わりますね。黒バックだと重々しい感じの写真になりました。
さらに、アンズと同系色のイエローバックで撮ってみましょう。こちらは、少し軽やかさがあり、しかもおいしそうです。背景色を変えて遊ぶと写真の印象が変わってかなり楽しい。
撮影ボックスの選び方
撮影ボックスを選ぶ際に、一番大事なのは、その大きさです。小さな撮影ボックスは、小さなものしか撮影できませんが安価です。大きな撮影ボックスはその逆です。
撮りたいモノの大きさ次第ですが、最初は高さ20㎝くらいのものを2千円程度で買うのが、お試しとしては良いように思います。
次に大切なのは、LEDライト付きを選ぶこと。撮影ボックスの安価なものを探すと、千円以下のものがありますが、そういうものにはLEDライトがついていないものがあります。LEDライトが付属していないと撮影ボックスとして役に立ちませんので注意しましょう。
最後に、背景に使う布の色が多い撮影ボックスを選ぶと良いでしょう。背景が白色だけだとあっさりしすぎるので、黒や黄色青色など各種付属している物が楽しいです。
撮影ボックスの使い方のコツ
一番大切なコツは、写真を撮る際に明るさを調整すること。
白バックで撮る際は、露出を上げて撮りましょう。黒バックで撮るときは、露出を下げて撮りましょう。
二つ目のコツは、LEDが複数個付いている撮影ボックスでは、全部のLEDを光らせるのでなく、一部を消して撮ると雰囲気のある写真が撮れます。
下の写真は、2本のLEDのうち、手前を消し奥のLEDだけで撮ったものです。こうすると、いわゆる逆光状態になり雰囲気のある写真になります。
三つ目のコツは、明るさを思いきり明るくしたり暗くしたりして撮ることです。下は、黒バックに黒いレンズを置いて、思い切って暗く撮った写真です。普段撮れない重厚感のある写真になりました。
撮影ボックスの欠点
ネットを見ると良い事しか書いていないので、撮影ボックスの欠点も書いておきます。
撮影ボックスの欠点は、撮った写真が商品写真に見える事です。背景がスッキリしすぎること、光が上手く入り過ぎるので、何かしら人工的な感じがします。
この記事の一枚目の写真を見てください。背景に色んなものが写り込んでいて複雑です。これによって被写体が置かれた状況が伝わります。一方で、撮影ボックスを使うと、それらが省略されて、被写体のみが強調されます。
これは、メルカリなどの商品オークションにはピッタリですが、アート写真としては物足りないでしょう。要は使い分けということです。
撮影ボックスの利点
一方で、撮影ボックスの利点は、簡単なことです。自然光で写真を撮るのは結構難しい。また、背景選びにもセンスが必要です。
それに対して、撮影ボックスを使えば、時間や天候に左右されず、いつでも同じ環境を再現できます。また、誰が撮っても同じハイクオリティの写真が撮れます。このお手軽さが撮影ボックスの利点です。
まとめ
撮影ボックスを買いました。
自然光で撮るのと違って、光が安定していて撮りやすい。また、背景の色を変えると、随分と印象の違う写真になるのも面白いです。さらに、LEDライトの点け方を変えると、写真の雰囲気が変わるのも楽しい。
撮影ボックスを使うと、自然光で撮るよりも簡単に綺麗な写真が撮れます。特にスマートフォンで撮る場合には、断然簡単になります。
メルカリなどのオークションに出すための写真を撮るには、撮影ボックスは必須です。商品の売れ具合は、写真の質次第です。
さて、撮影ボックスが使えることが分かったので、次はこれを買おうと思う。