記憶と記録

見えたことは事実ではなく自分というフィルタを通した記憶であり、さらに記憶は記録で上書きされる。写真とカメラ関係のブログです。

パソコンの引っ越しでLightroomに苦労した

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 PCの引っ越しをした際に、Lightroomで苦労したお話です。

 状況が特殊すぎて皆さんには役に立たないかもしれない話が一つと、ひょっとしたら役に立つかもしれない話が1つです。

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(PAKUTASO)

パソコンの引っ越し

 パソコンが古くなったり故障したりすると、新しいものに引っ越しをします。このとき、持っているデータやインストールしたソフトを引っ越し先に上手に持っていくことが大切です。

 でも、ソフトのインストールや設定は面倒だし時間もかかる作業ですよね。それで私は、ハードディスク(SSD)のクローンを作ってOS・データ・ソフト丸ごとお引越しをしていました。

 しかし、今回はWindowsのクリーンインストールが必要だったため、引っ越し先でのソフトのインストールと設定が必要になりました。

 

トラブル1:Lightroomのインストールイメージがない

 私が使っているLightroomはバージョン5.7という古いものです。古すぎて、Adobeにインストールイメージが残っていませんでした。。 

 仕方ないので、\programfiles\adobe 以下のファイルを手作業で丸コピーしました。そのうえで、\programfiles\adobe\lightoom\lightroom.exe を起動すると、ライブラリ(MSVCR100.dll)が足りないから起動できない旨のメッセージが出てくるので、適当にマイクロソフトから拾ってきてインストールしたら起動するようになりました。

 

トラブル2:Lightroomのカタログが開けない

 Lightroomが起動できたので、次にカタログを開こうとするとこれに失敗します。「別のアプリケーションで既に開いているためLightroomカタログを開けません」というエラーメッセージが出ます。よくあるロックファイル(.lcat.rock)が残っているわけではないので、カタログが壊れたのでしょう。

 Windows10の機能でバックアップは常時取っていたので、そこからカタログファイルを持ってきて(これが罠だった!)、このカタログを開いてみました。すると、やはり、「別のアプリケーションで既に開いているためLightroomカタログを開けません」となります。

 

 試行錯誤の末、無事カタログも開けるようになったのですが、結局原因はWindowsのバックアップ機能で保存したカタログファイルを使用したことでした。

 Windowsのバックアップ機能では、定期的に(例えば、1時間毎に)バックアップを取ってくれるのですが、その際にLightroomを使用中だと、使用中のカタログファイルのバックアップが取られます。PC引っ越し時にそのカタログを使うと、使用中ですとなるわけです。

 使用中でないときに取ったカタログファイルのバックアップを使うことで、無事カタログを開くことができました。ホッとしました。

 

今回の学び

  1. 古いLightroomは、新しいWindowsにインストールするのはそろそろ限界。ソフトの乗り換えを考え始めたほうが良い。
  2. Windowsのバックアップ機能を信じてはいけない。カタログのバックアップは、Lightroomの機能で取ろう。

 

 この記事が、誰かの役に立つとしたら、幸せです。

 

おまけ

 古いLightroom(バージョン5.7)を使い続けていることが、今回のトラブルを読んだわけです。じゃ、新しいLightroomを使えば良いじゃないかと思われる方もいらっしゃるでしょう。

 しかし、私は最近めっきりRAWでなくJPEGで撮るようになってきました(最近のカメラはJPEGでも十分きれい)。それに、私の行うレタッチは、明るさの調整とトリミングがほとんどなので、最新ソフトを必要としていないのです。

 でも、Lightroomのカタログ機能はとても便利なので、ずっとLightroomを使っています(Lightroomを使い始めたときは便利と思わなかったのですが、写真の枚数が増えるにつれてその便利さが身に染みてきます)。