記憶と記録

見えたことは事実ではなく自分というフィルタを通した記憶であり、さらに記憶は記録で上書きされる。写真とカメラ関係のブログです。

ニコンD90を傍らに

 10年ちょっと写真を撮っている。

 初めて買った本格的なカメラはニコンD90。ブログを見返すと、2010年3月20日のことだったようだ。10年と7か月前のこと。当時はカメラが安くて7万円くらいだったと思う。それでも今考えると、衝動買いにしては高い買い物だったと思う。ある写真雑誌でとても素敵な写真を見て、自分でも撮りたいと憧れたのがきっかけだ。

 当時の写真を振り返ってみると、派手なものを派手に撮ろうとしていたようだ。いわゆる”映える”写真というやつだ。

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とにかく色鮮やかであれば良い、と思っていた頃

 

 それから5年くらい経ってくると、知恵が付いてきて構図を気にして撮るようになっている。3分割構図の写真がやたら多いのには、笑える。この頃は、構図通りに撮れば”良い写真”になると思っていた。

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3分割構図ばかりで撮っていた頃

 

 さらに2年くらいすると、写真の色をゴリゴリいじり始める。フィルム風に加工するのが流行ったのでそれに乗っかったわけだ。もっとも、フィルムで写真を撮ったことは殆ど無いので、何がフィルム風なのは分からないまま、そんなことをしていた。

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フィルム風に加工すれば良い、と思っていた頃

 

 最近は、なんだか身近なものを素朴に撮るようになってきている。これは、ブログを毎日投稿するよう心がけていて、珍しい被写体だけを撮っていてはネタ不足になるためだ。

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最近は手近なものでもOKと思っている

 

 ずっと写真を撮っているが、被写体や撮り方はどんどん変わってきた。でも、最初に買ったニコンD90は今も使い続けている。

 

この記事は、はてなの企画に乗っかって書いたもの。

はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと