記憶と記録

見えたことは事実ではなく自分というフィルタを通した記憶であり、さらに記憶は記録で上書きされる。写真とカメラ関係のブログです。

Fujifilm XF35mm F1.4Rがシャープに写る美味しいF値は f4~5.6

要約

 レンズの解像度はf値によって変わります。自分のレンズの最もシャープに写る(つまり解像度の高い)f値を知っていると、写真のクオリティが上がります。そこで、私の愛用している 富士フィルムのレンズ FUJIFILM XF35mmF1.4 R について調べました。f値 4~5.6がシャープに写る美味しい値でした。

 

 本文

 私はFujifilm XF35mm F1.4を愛用しています。他のユーザの評判も高く、富士フィルムのカメラを持っているなら、普通は買うものだと言われており、多数のレビューがネットにあります。私も、このレンズについてレビューを書いています。

delight.hatenablog.com

 

 ただ、この手のレビューはレンズトータルの雰囲気を知るには良いのですが、定量的な性能を知るには分かりづらい。そこで、数値的な性能評価を調べてみたところ、二つのサイトをみつけました。

 

 解像度の部分を読むと次のことが分かります(どちらのサイトも結果は同じ)。

  • 写真の中央部分は、 f 4のとき最も解像度が高い
  • 写真の隅の部分は、f 8のとき最も解像度が高い

 

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解像度(中央はf4で最大、周辺部はf8で最大)

(Fujinon XF 35mm f/1.4 R (Fujifilm) - Review / Test Reportより) 

 

 

 上の結果をもう少し考察すれば、下のように言えそうです。

  • 日の丸構図で撮るときは、絞りはf 4がベスト
  • 3分割法で撮るときは、絞りはf 5.6がベスト*1

 

まとめ

 Fujifilm XF 35mm F1.4の解像度とf値の関係を調べました。f 2~8までが解像度が高くて、中でもf 4~5.6が最も美味しい値です。

 さて、私がこれまでにこのレンズで撮った写真(4000枚以上撮っていました。。)を見返すと、確かにf4~f 5.6で撮った写真はシャープに撮れていました。例えば、下はf 5.6で撮った写真です。

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f 5.6で撮ったシャープな写真

 

 

おまけ

  今回、一番シャープに写る(つまり解像度の高い)美味しいf値を調べようと思ったきっかけは、下の動画でした。f値で写りの変わる様子が良く分かり、自分のレンズについても知りたくなりました*2。この動画では、どのように解像度を調べるのか詳しく紹介しています。 


高いレンズと安いレンズってどう違うの?(ニコン編)単焦点レンズ58mm F1.4と50mm F1.4と50mm F1.8のぼけ感、解像感を徹底比較!

 

 

FUJIFILM 単焦点標準レンズ XF35mmF1.4 R

FUJIFILM 単焦点標準レンズ XF35mmF1.4 R

  • 発売日: 2012/02/18
  • メディア: Camera
 

 

*1:写真の本当に隅に被写体を置く時はf8がベスト

*2:実際に手近な被写体で私も試してみました。