日比谷公園に紅葉を見に行ったよ。
冬がそろそろ秋を追い出してしまおうとしている。今年は紅葉を見に行けないなぁと思っていたら、ふいに休みがとれたんだ。しかし、天気は雨、そして強い風。それでも、日比谷公園に行ったよ。
実は、日比谷公園に行くのは初めてで、どんな場所だろうとワクワクする。
地下鉄日比谷駅から日比谷公園に向かう。公園に入ると、もうクリスマスマーケットに向けた準備が進んでいて、紅葉は終わっているのかもなぁと思っていたら、立派なイチョウの木が綺麗な黄色に染まっていた。嬉しかったなぁ。
公園内を歩いていると、「首かけイチョウ」というおどろおどろしい名前のイチョウがあったよ。調べると、伐採されようとしたこの木を、職をかけて救った人がいるという良い話だった。そして、過激派による火炎ビン被害にあったなど、エピソードが激しめで東京っぽいね。
樹齢は推定で400年以上とされ、かつての生育場所は現在の日比谷交差点付近であった。1901年(明治34年)、日比谷通りの拡幅工事に伴って伐採されようとしていたこの木を、本多静六(日比谷公園の設計者として知られる)が「私の首をかけよう」と強く主張して救ったのがその名の由来である。
1971年(昭和46年)11月19日、すぐそばにあるレストラン「松本楼」が過激派組織が投げた火炎ビンの被害を受けて全焼した際に、この木も類焼して黒焦げになった。それでも翌年春には新芽を吹いて回復の兆しを見せ、火災で受けたダメージから無事に蘇った。日比谷公園内ではもっとも幹周の太い木である。
どんどん歩いていくと、鶴の噴水があった。真っ赤なモミジを前にして水を吹き出す鶴の彫刻は、よく計算されて置かれているものだと感心する。
ここの木は、イチョウもモミジもみな形が良い。よく手入れされているのだろうね。
この日は、雨のおかげで落ち葉の演出が素敵だった。雨の日に出かけてよかった。
そうそう素敵な場所を見つけたよう。モミジに囲まれた公園ベンチは、まるでアニメのワンシーンのようだった。
この場所を見てもう今日は満足だと思っていたら、まだまだ綺麗な場所があったよ。今度は、イチョウのベンチだ。
イチョウのベンチを通り過ぎて、公園を出よう。最後に振り返ると、また綺麗な場所をみつけてしまった。
この一枚を撮って、よし、帰ろう。前を見れば、お土産をもらっていた。嬉しい。
まとめ
日比谷公園に初めて行った。時期が遅かったけれど、綺麗な紅葉を見ることができた。そこは、アニメのワンシーンのようで、雨の日だから見ることができたのかもしれないね。僕は、新海誠さんの「言の葉の庭」を思い出したよ。最後は、傘にモミジのおみやげをもらって、上機嫌になった。