カメラバカの祭りCP+に行ってきました。
Sonyブースは、ずいぶんと力が入っていました。
屋内ポートレート
最上位フラッシュHVL-F60RMの体験コーナー(屋内ポートレート)が面白かった。
そもそもフラッシュの体験コーナーが行われること自体が珍しい。今回のコーナーでは、HVL-F60RMの他に3灯のフラッシュを無線で同期させて点灯させ、そのうち一灯は緑色で、もう一灯は赤色で発光させて色を作っています。
色を作るとずいぶん怪しい感じの絵になります。普段こういう色を作らないため、とても斬新でした。
ポートレート屋外
先日発表されてまだ発売されていないα7 IIIを試すことができます。瞳AFは正確で、モデルが下を向いたり横を向いたりしても瞳にAFを合わせ続けます。カメラマンは、構図を選んでシャッターを押すだけ。とても楽です。
シューティングコーナ
α7 IIIをここでも試すことができます。ポートレート屋外コーナとは違って、ここでは様々な動き物を撮影できます。
私は、バレエのダンサーとバスケットボールのプレーヤーを撮影しました。
そもそもスポーツものを撮るのは難しいのですが、α7 IIIの瞳AFはとても性能が良く、秒速10コマの連射中でも瞳を追い続けます。しかもフレーム中央だけでなく、フレーム端でもしっかり瞳を追います。その性能の良さに少し感動しました。
下はバレエダンサーを撮ったもの。激しく回転したり飛んだりするダンサーをフレームに収め続けるのはとても難しいのですが、フレームに入っていればピントはカメラが合わせ続けてくれました。また、ダンサーがスピンをして顔が向こう側を向いても、再び顔がこちらを向けば捉えます。
このバレエダンサーの撮影枚数は311枚。この中でピントを外した写真が全くないかというと、そうでもない。唯一ピントを外したのは、ダンサーがフレームから外れて再度フレームに戻ったとき。被写体がフレームから外れてしばらく経つと、瞳AFは新たに被写体を探し始める。その後、被写体がフレームに戻ってもカメラは新しい被写体を追い続けるため、元の被写体はピンポケになります。
下の写真は、左から1枚目は瞳AFが瞳をとらえています(横向きで殆ど瞳が見えなくてもAFが目を見つける!)。2枚目でダンサーが下に沈み込み、このときカメラは被写体が現れるのを待っています。3枚目でダンサーが再びフレームに戻ってきたとき、すでにカメラは奥の女性にAFを切り替えていて、結果的にピントを外した写真になりました。
しかし、これは悪いことではない、そういう仕様ですね。フレームから外れた被写体をAFがいつまで待つかはカメラには分かりませんから。
下は動き回るバスケットボールプレイヤーを撮ったもの。これもプレイヤーをフレームに収めさえすればカメラが瞳にピントを合わせてくれました。感動もの。
まとめ
CP+ 2018のソニーブースは力が入っていた。発表されたばかりで未発売のα7IIIを試すことができた。このα7 IIIの瞳AFは正確で、高速連射と組み合わせると動き物を撮るときの強い味方になります。すごいな。