RAW現像って本当に必要なのかな?少し前からJPEGで良いんじゃないかと思っています。
少し本格的なデジカメには画像をRAWで保存する機能が付いています。RAW画像をJPEGに変換することをRAW現像と呼ぶ訳ですが、そんな面倒なことをするなら最初からJPEGで保存したらいいんじゃないかなっと思うわけです。
一方、画像を調整する(レタッチと呼ぶことにします)ときにはJPEGよりもRAWの方が破綻が少ないとよく言われます。でも破綻が少ないってどれくらい少ないのでしょうね?
そこで、レタッチでRAWとJPEGでどれだけ破綻が少ないか試してみました。使った画像はFujifilmのX-T3で撮影した画像で、ISO 12800で撮ったもので結構ノイジーです。
まずは元画像をJPEGに現像して、これ(JPEG:2610万画素)を +3EV露出を明るくしてみます。
ノイジーと言えばノイジーですが、まぁブログに使う分はOKかなっという感じです。
そこでさらに過酷な環境にするため、元画像(RAW:2610万画素)をJPEGにする際に384万画素(2400×1600)に縮小して、この縮小JPEGをレタッチして+3EV露出補正してみました。
さすがに色が白っぽくなりました。扉の黒い部分も少しノイジーな印象です。
そこで、これにノイズ軽減をかけて、彩度を加えて、さらに黒い部分をより黒く補正してみました。
どうでしょう? 結構使える感じがしますね。
比較のため、RAWを同じように補正したものを以下に貼ります。
比べて見ると、JPEGをレタッチしたものよりRAWをレタッチしたものの方が少し奇麗ですね。
上で何をやっているのか文字だけだと分かりづらいので図にしてみました。
まとめ
レタッチする際の画像の破綻をRAWとJPEGで試すため、ISO12800というノイジーな元画像を、大胆に+3EV露出補正してみた。
画素数の多いJPEGをレタッチしてもRAWと比べて破綻に違いは見えない(③と⑦を比較してください)。しかし、画素数の少ないJPEG画像をレタッチすると少し違いが出る(⑥と⑦を比較してください)。
個人的には、ブログやインスタグラムの写真であればRAWにこだわらなくてもいいかなぁという印象です。