記憶と記録

見えたことは事実ではなく自分というフィルタを通した記憶であり、さらに記憶は記録で上書きされる。写真とカメラ関係のブログです。

レンズの焦点距離と写り方の関係を一分で解説

 尺が長くて中々見る気にならなかったのだけど、見るととても勉強になった。ポートレートフォトグラファーのイルコのYoutube。

 ポートレートを撮る人にとって、レンズの焦点距離とは背景をコントロールするパラメータなのだと分かる。スナップとは考え方が違うね。


【カメラの焦点距離】すべてのポートレート撮影で使える焦点距離、超広角から、超望遠までの人物撮影の写真!Sony & Sigma で撮影【イルコ・スタイル#348】

 

 レンズの焦点距離を変えたときの背景の写り方を比較している。ポートレートが前提なので、人物の写る大きさは一定としたときには焦点距離によって背景の大きさが随分と変わってくる。大きさだけでなくボケ方も変わる。

 焦点距離12mmでは、画面中央以外は絵がゆがむため被写体は中央にしか置けない。そのため写真の変化は背景でつけることになろう。つまり、撮影場所に魅力があれば焦点距離12mmを使うことになりそう。

 一方で焦点距離135mmでは、画面のどこに被写体を置いてもゆがまない。被写体を置く自由度は高い。背景は殆ど写りこまないので、インパクトのある何かを狙って背景に置くことになろう。つまり背景の自由度は少ない。背景を選べないので被写体のモデルさんの魅力があれば焦点距離135mmを使うことになりそう。

 ポートレートって緻密な作業だと思う。