記憶と記録

見えたことは事実ではなく自分というフィルタを通した記憶であり、さらに記憶は記録で上書きされる。写真とカメラ関係のブログです。

見上げる太陽

 

 Luminar Neoで合成した写真です。

 空を見上げるヒマワリ、そのヒマワリを太陽に喩えたレトリックです。

 

 かつて写真を撮ることは職人技だった。動いている被写体、例えばサッカー選手に、マニュアルでフォーカスを合わせる。あるいは、背面液晶を確認せず(フィルム写真は確認できない)にマニュアルで露出を合わせるなど。

 オートフォーカス・オート露出・オートホワイトバランス、そして背面液晶が進化して、写真を撮ることは職人技ではなく、誰でもできる作業になった。何を撮るか、どう撮るかが、競うポイントになった。

 画像処理技術によって、写真は撮る物から描くものになった。作業としてペインティングに近づいた。

 AIによる画像の自動生成は、写真を撮る作業をどこに連れて行くのだろうか?グラビア撮影は終わりかかっているように思う。生き残るのはどこで、新たに花開くのはどこだろう?