記憶と記録

見えたことは事実ではなく自分というフィルタを通した記憶であり、さらに記憶は記録で上書きされる。写真とカメラ関係のブログです。

東京で是非撮りたい場所:国立新美術館の撮り方

 東京にはフォトジェニックな場所がいくつもありますが、例えば

  • 国立新美術館
  • 東京駅
  • 東京国際フォーラム
  • 新宿歌舞伎町

 

 この中の国立新美術館について書きます。私は、ここに何度も撮りに行っており、最近やっと狙いどころが自分の中で分かってきました。結論から言うと、狙いどころは二つです

  • 曲線の美しさ
  • ガラス張りの壁から差し込む光

 

曲線の美しさ

 建物の外壁が曲線を描いていて直線部分の無いことが、この建物の特徴。ならば、一番きれいな曲線部分を狙って撮るのが良い。季節や時間によって変わる光の当たり方により、違った写真が撮れます。

 下の写真は、左の壁の曲線と右の柱の曲線が重なる部分を狙って撮ったもの。左のガラス壁が明るいので床や人が暗くなりやすいため露出合わせを慎重にすることと、ガラスを通った光は青緑色に写りやすいためホワイトバランスをマニュアルで合わすと良い。夕方の時間は光の方向的に柱の曲線が綺麗に写らないので、時間を選ぶと良い。

曲線を狙って撮った

 

 下の写真は柱の曲線を二つ重さなるように撮っています。こちらは、光の方向が良くなくて柱の立体感があまり出ていない。朝よりも夕方の方が綺麗に取れると思う。

曲線を狙って撮った

 

ガラスの壁から差し込む光

 下は、床に写った光と影を狙って撮った。コントラストを強めに設定して撮っています。晴れた日にしか撮れないのが困りもの。

ガラスから差し込む光を狙って撮った

 

 光の向きが良いと、並んでいる椅子だって綺麗に写ります。椅子の背もたれが逆三角形のため座面に光が落ちてカッコいい。背もたれと座面が曲面であるため、光の反射が綺麗。白飛びしないように露出を選ぶのがコツ。コントラストは好みで。

光の向きが良いと椅子もピカピカ

 

まとめ

 何度も撮りに行っている国立新美術館ですが、狙いどころが分かってきた気がします。狙いは、曲面と窓から差し込む光。

 時間によって光の方向が変わるので、何度撮りに行っても発見があります。

 

おまけ

 建物のガラス壁越しに外の木を撮るのも好きです。逆光になりがちなので露出決めは慎重に。

ガラス壁越しに緑を狙って撮った

使用機材

FUJIFILM ミラーレスカメラ X-T2

FUJIFILM 単焦点レンズ XF35mmF1.4 R