記憶と記録

見えたことは事実ではなく自分というフィルタを通した記憶であり、さらに記憶は記録で上書きされる。写真とカメラ関係のブログです。

富士フィルム「あなたが主役の写真展」のトークショー『光・形・色を活かした風景写真の撮り方』の感想

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 富士フィルム「あなたが主役の写真展」に参加しました。その際に聞いたトークショーがとても素晴らしかったので、記録しておきます。

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 トークショーのタイトルは『光・形・色を活かした風景写真の撮り方』。風景写真家の萩原れいこさんが「光・形・色」を活かすことで、魅力的な被写体をみつけ、その構図の作り方を教えて頂きました。

 

萩原れいこさんについて

 萩原れいこさんは、沖縄県出身の風景写真家で、現在は群馬県嬬恋村に拠点をおき、上信越高原国立公園をメインフィールドとしながら、自然風景の撮影を行っています。

 

トークショーの内容

 撮影技術のお話を聞きました。基本技術を超えた内容でありながら、細部に入り込み過ぎない良い内容でした。また、系統立てた説明はとても分かりやすい。具体的には以下の内容でした。

    • 光の向き
      •  順光
        • 利点:被写体の色が綺麗に再現される
        • 欠点:立体感を出にくい
      • サイド光
        • 利点:立体感が強調される
        • 欠点:被写体の色の再現性が弱い
      • 逆光:
        • 利点:幻想的・ドラマティックな絵作りができる
        • 欠点:被写体の色は殆ど出ない
      • トップ光
        • 順光とサイド光の中間的効果で、色再現性と、立体感の両方がバランスよく出る
      • 拡散光
        • 柔らかく、優しい雰囲気の写真になる
    • 光の強さ
      • 強い光
        • ローキー撮影に向き(影が強く出る)
      • 弱い光
        • ハイキー撮影に向き(影が薄く出る)
    • 線:リズムをつかみ、余計な線は画角から排除する
      • 縦線
      • 横線
      • 斜め線
      • S字(頂点を画面の端に置く)
      • ジグザグ(頂点を画面の端に置く)
    • 平面
      • 三角形:二等辺三角形を探す
      • 四角形:傾けない、辺が直線となるよう被写体を探す
    • 色温度
    • 彩度
    •  色の数
      • 単色:季節感を意識する
      • 2色:補色を意識する
      • 3色以上:カラフルさを意識する
    • 彩度

 

感想

 構図づくりに必要な要素を網羅しつつ、細部に入り込みすぎないバランスの良い解説で、とても分かりやすかったです。撮影前にこのメモを見返すことで、自分の意図を整理しながら技術を向上させられると感じました。
 特に「線」の説明が印象的でした。写真の中で目立つ線を赤くなぞり、歪みや不要な線の有無を確認する手法は、自分の作品を振り返る際にぜひ取り入れたいと思います。

 次回の撮影では、萩原さんの教えを参考に、光・形・色の夫々を意識してみたいです。

 

付録:スライド

 スライドの撮影は許可されていましたので、その中で面白かったものを載せておきます。席が遠くしかもスマートフォンで撮っているので、画質は悪いです。

 

縦線の写真、NG写真はリズムが悪い

 

横線写真、NG写真は余計な線が写りこんでいます

 

S字写真、NG写真は綺麗なS字になっていません

 

ジグザグ写真、NG写真は頂点の位置が右端にない

 

直線の応用写真、縦横斜めと線が多いからこそ線を揃えている

 

三角形写真、NG写真は3つの三角が作る三角形が二等辺三角形になっていない

 

四角形写真、NG写真は上辺が直線ではない

 

丸形写真、NG写真は円形が切れている

 

一色写真、色によって季節感を表現している

2色写真、補色にしている

 

2色写真、同系色にしている(青と白)

多色写真、カラフルなものを写し込んでいる(暗い色はなるべくフレームアウト)