記憶と記録

見えたことは事実ではなく自分というフィルタを通した記憶であり、さらに記憶は記録で上書きされる。写真とカメラ関係のブログです。

A Night Downtown

世界には二つの繁華街がある。個性のある繁華街とそうでない繁華街だ。 街の個性は、おいそれと真似できないし、身に付くものでもない。 そこにしかない店は、小規模な場合が殆どなため、価格が安い訳でも品質管理が徹底されているわけでもない。普通の客に…

渋谷109

”109”は渋谷のアイコンだ。「イチマルキュー」と発音されるこの場所からは、ギャルファッションが日本全国に発信される。 109 ど派手なピンクの「109」の看板が印象的で撮った写真です。 写真の左側の黒潰れや奥の白飛びは承知の上で撮っています(実は、…

ソール・ライター写真展を渋谷Bunkamuraに観にいった

www.bunkamura.co.jp 渋谷Bunkamuraで開催されているソール・ライター写真展に行ってきました。 彼は、アメリカの写真家で1923年生まれ、白黒写真全盛の頃にカラー写真を撮っていた人です。もちろんフィルム写真。 彼の写真は独特で、彼が画家でもあったせい…

探して回る場所

渋谷センター街のMEGAドンキ。ドンキは商品をわざと雑多に陳列して店内を分かりずらくしてるらしい。客が商品を探して回るのを楽しんで欲しいというコンセプト。渋谷センター街に似ている。 探して回る場所 左側のスマホを持っている男子の姿勢が気になって…

カレイドスコープ

ライブハウスに行くのは何年ぶりだろうか?何もせずに音楽だけをジッと聴いているのは、何年ぶりだろう。BGM(背景音楽)でない、Foreground Music。 Veats 渋谷 いわゆるリフレクションです。ライブハウスらしい非日常空間の演出にリフレクションを使っていま…

開演待ち

ライブハウスで開演を待っている。スモークが焚かれ、色づいたライトが空間を満たす。 開園待ち 光そのものを見ることはできないんだと、改めて感じました。スモークで空間を満たして、ライトを反射することで初めて光が見えます。 客席にはオレンジのライト…

足を伸ばして

伸ばした足を、誰に見せようか。 足を伸ばして この写真は、左端の明るい足がお気に入りです。 足のマネキンって、珍しいと思いませんか? 男子は、足を見せようなんて考えもしないのですが、女子はどう見られるか意識しているのでしょうか。 撮影機材 RICOH…

冬の駅

雪国の駅、その窓から外を見ると、昼だというのに灯りをつけた電車が並んでいた。 冬の駅 お正月に雪国へ行きました。これは、その移動途中に撮ったものです。駅の通路の窓から外を見ると電車の灯りが目に入りました。関東とは色使いが異なり旅行に来ている…

十人一色

東京に来た人が驚くのは、人の多さだろう。何でもない普段の日でも、人の多さがハンパない。 十人一色 写真右上に「笑おう、驚こう、楽しもう」の文字が見えます。なんだか自分が、笑っていない、驚いていない、楽しんでいないと ダメ出しされているかのよう…

旅の空

旅の空 お正月に雪国に行ってきました。上の写真は、移動中のバスの中から撮った雪国の空。バスの窓ガラスの色のせいで、ホワイトバランスが狂っていますが、これはこれで良いのだと思っています。 この写真を撮りながら、川端康成の「雪国」を英訳した人の…

フルサイズカメラが、スマートフォンに画質で負ける時もある

綺麗な写真の撮れるフルサイズカメラにも、欠点がある。値段が高いこと、重いこと、大きいこと。画質のためにはこれらを我慢するという人も多い。でも、これ以外にも欠点のあることは、意外に知られていない。実はパンフォーカスで撮るとき、画質はスマート…

3rd note tour

"note"≠ノート。日本人には誤解しやすい単語が"note"。日本語の"ノート"は帳面の印象が強い。英語の"note"は、informationやsymbolの意味合いが強い。さらに音楽でnoteと言えば音符。コーヒー・ワイン・香水で、noteと言えば香りの表現を意味する。 3rd note…

出かけよう

視界の一部しか写らない。写真には制限がある。その制限があるからこそ広がりがある。写っていない部分を想像させる力が写真にはある。 出かけよう 世界で一番青い空はモノクロ写真に写る、確か内田ユキオさんの本に書いてあった言葉です。リアリティを追求…

前川國男

前川國男を知っているだろうか?建築家で、近代建築を日本に根付かせた人物。彼のbefore/afterで日本の家屋が変わった。 前川國男 江戸東京たてもの園にある前川國男の設計した彼の自邸。中は吹き抜けになっていて開放感があり、まさに現代の建物。しかも外…

年の瀬

渋谷の年の瀬の風景。「紅白」って年の瀬の季語だ。 年の瀬 2020年にやりたいと思うことの一つが、組み写真。 撮影意図やコンセプトを研ぎ澄ます良い練習になるのではと思っています。 見てくださった皆様ありがとうございます。良いお年をお迎えください。 …