記憶と記録

見えたことは事実ではなく自分というフィルタを通した記憶であり、さらに記憶は記録で上書きされる。写真とカメラ関係のブログです。

天気の良い日はゆっくり写真

 花は綺麗だ。花が咲く前のつぼみも綺麗だ。つぼみのガクが割れて花の色が隙間から見える。これは藤色の花が咲く。

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もうすぐ

 

 天気が良くて気持ちがいい、そんな日はゆっくり写真を撮っています。ゆっくり写真の時は、富士フィルムのカメラがしっくりきます。

 

 何か目に付いたとき、すぐカメラを構えるのではなく、まずは妄想。明るく撮ろうか?それとも暗く撮ろうか?今日は天気が良いから明るく撮りましょう。露出補正は 大胆に明るく、+1EVくらい。植物だから彩度は高く、フィルムシミュレーションはVelviaかな。

 そして一通り周りを眺めてみます。ガクが割れている箇所は4か所、開こうとしているガクは反り気味でそれぞれに形が違う。どこを正面にすると一番心惹かれるのだろう、ゆっくり眺めながら一周回ります。

  正面を決めたら、カメラのファインダーを覗いて背景を見ます。つぼみとの距離を変えながら背景の綺麗なところを探します。距離によって背景が変わるのって当たり前だけど面白い。

  EVFを覗いているうちに、緑色が鮮やかすぎないかな?という気になってきて、フィルムシミュレーションをAstiaに変えます。富士フィルムのカメラは植物がとても鮮やかに写る、これは富士フィルムの個性。彩度を決めたら、明るさも気になってきてもう少し露出補正を明るくしましょう。EVFは便利、設定を変えると見た目も変わります。

  シャッターボタンを半押しにしてピントを合わせたら、マニュアルフォーカスで微調整。奥のガクにフォーカスを合わせるのがいいのか、手前のガクに合わせるのがいいのか、どっちだろう? ひとつのツボミの中でのピント位置に少し悩む、絞り開放だとピント位置も選べます。決められないので、両方撮っておきましょう。フォーカスピーキングに感謝。

 

  シャッターを切るまで10分くらい、このゆっくり時間が楽しい。

 

使用機材

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T2

FUJIFILM 単焦点レンズ XF35mmF1.4 R