記憶と記録

見えたことは事実ではなく自分というフィルタを通した記憶であり、さらに記憶は記録で上書きされる。写真とカメラ関係のブログです。

ヒガンバナ(彼岸花)の撮り方のコツ

 この時期に一斉に咲くヒガンバナは、桜と同様に毎年撮りたくなる被写体です。ヒガンバナの撮り方のコツをまとめておきます。

 ヒガンバナの花の特徴は二つありますので、これらが映える構図を狙うのが良いでしょう。

  • 特徴的な形をした花形
  • 鮮やかな赤色

 

花形を強調して撮る

 花形を強調して撮るには、一輪を大きく写すと良いです。その上で、三つの撮り方があります。

  • 真上から撮る
  • 真横から撮る
  • 花の一部を撮る 

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真上から撮った例

 

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真横から撮った例

 

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花の一部を撮った例

 

赤色を強調

 赤色を強調して撮るには、3つの方法があります。

  • 背景を暗くして赤色を強調(明暗差)
  • 背景を緑色にして赤色を強調(色相差(補色))

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背景を暗くして撮った例

 

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背景を緑色にして撮った例

 

応用編

 ヒガンバナの写真は、実は明るさによって印象が大きく変わります。

  • 暗く撮ると、妖しい印象
  • 明るく撮ると、優しい印象

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暗く撮って、妖しい印象にした例

 

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明るく撮って、優しい印象にした例

 

お好みで、引いて撮る

 ヒガンバナは主張が強いので、アップの写真や画面いっぱいを花で埋めた写真ばかりだと、おなか一杯というか食傷気味になってきます。

 そこで、ヒガンバナからはグッと引いて風景の一部として撮ることもできます。

 

 下の写真は、グッと引いて撮った例です。ヒガンバナの赤色は主張が強て小さく写しても目立つことが分かります。

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引いて撮った例

 

 さらにもっと引いて撮ることもできます。ほんの少しのヒガンバナでも、十分引き締まった写真になります。

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さらにもっと引いて撮った例

 

まとめ

 ヒガンバナの撮り方のコツを書きました。

 ヒガンバナの特徴は、独特の花形と鮮やかな赤色ですので、これらを強調する構図で狙うのが良い。また、明るさによって大きく印象を変える花ですから、その両方を狙うと良いです。