記憶と記録

見えたことは事実ではなく自分というフィルタを通した記憶であり、さらに記憶は記録で上書きされる。写真とカメラ関係のブログです。

(設定メモ)PCの設定をした、NASの設定もした(Synologyは高機能だった)

 パソコンが壊れた(たぶんビデオカードが壊れたのだと思う)ので、新しいパソコンを買った。

  【パソコンを新しくした - 記憶と記録 (hatenablog.com)

 

 パソコンを新しくすると設定が大変。今回行った様々な設定についてメモを残す。これが、誰か(将来の自分を含む)の役に立つと良いな。

 

Windows11はアカウント設定が大変だった

 初めてのWindows11だったため、戸惑い手間取った。

 ユーザーアカウントの設定で、マイクロソフトアカウントしか選べないのに困った。調べると、PCをネットにつないだまま初期設定を行ったのが原因らしい。もはや後戻りできないので、マイクロソフトアカウントで設定。

 PCにロングインすると、主要なフォルダーがOneDriveになっていた。OneDriveは5GBまでは無料だが、それ以上は有料となる。写真を1TB以上保存したい私には困った初期設定だ。Picturesフォルダを移動させようとしても失敗する。ネットで調べるとレジストリを編集する必要があるらしく、あきらめた。

 結局、

  • Document(OneDrive上)に、LocalDocumentsというリンクを作成した。このリンクの先は、C:\ユーザー\[ユーザ名]\Documents
  • 同様にPictures(OneDrive上)に、LocalPicuturesというリンクを作成した。このリンクの先は、C:\ユーザー\[ユーザ名]\Pictures

 

HDDを交換した、簡単だった

 以前のPCのストレージは以下の3つを積んでいた。

  • SSD:256GB
  • HDD:4TB
  • HDD:3TB

 今回買ったPCは、SSD(512GB)とHDD(2TB)を積んでいた。そこで、HDD(2TB)を外して、古いPCのHDD2本を取り付けて、以下の構成にした。(マザーボードのSATAインタフェースが2つしかないので、容量の大きいHDDを2つ選んだ)

  • SSD:512GB(新しいPCについていたもの)
  • HDD:4TB(古いPCのものを取り付けた)
  • HDD:3TB(古いPCのものを取り付けた)

 これはトラブルなく簡単だった。

 

Windows11はバックアップ機能が貧弱で困った

 Windows11のバックアップ機能と言えば、

  • Windows バックアップ
  • ファイル履歴
  • バックアップと復元(Windows7)

の3つが選べる。「Windowsバックアップ」は、OneDriveにファイルを保存しそうで使わないことにした(5GBの容量制限が厳しい)。「ファイル履歴」は、バックアップをとるファイルを細かく選択できないため使えない(LocalDocumentsやLocalPicturesをバックアップしてくれなさそう)。仕方ないので「バックアップと復元(Windows7)」でバックアップをとることにした。これもバックアップを取るファイルを細かく選択できないで困る。

 

Lightroomは困らなかった

 私はいまだにLightroom5を使っている。この機能で十分だから。以前のPCのフォルダーからプログラムをコピー&ペーストしたら使えた。詳細は、以前の記事を参照してほしい。

 【パソコンの引っ越しでLightroomに苦労した - 記憶と記録 (hatenablog.com)

 

 ユーザプリセットが以下にあるので、これもコピーしておくこと。

C:\Users\[ユーザ名]\AppData\Roaming\Adobe\Lightroom\Develop Presets

 

Synology NASのドライブを交換した

 ファイルはNASにもバックアップを取っている。使っているNASは、Synology 220j。構成が少しいびつで、以下の2本のHDDをRAIDを組まずに使っている。

  • 容量8TBのHDD
  • 容量1TBのHDD

 新しいPCから抜いたHDD(2TB)が余っていたので、これをNASに使うことにした。その手順をメモしておく。

  1. USB Copyで取り外すHDDのファイルのデータをUSB外付けHDDにバックアップする
  2. ストレージマネージャ
    1.  取り外すHDDの関わるストレージプールを削除
  3. Synology NASの電源OFF
  4. HDD交換
  5. Synology NASの電源ON
  6.  ストレージマネージャ
    1. 「HDD/SDD」>「利用可能なドライブの管理」>「ストレージプールの作成」:ストレージプールを作成する
    2. 「ストレージ」>「ボリュームの作成」:ボリュームを作成する
  7. コントロールパネル
    1. 「共有フォルダ」>「作成」:フォルダを作成

 

ご参考だが、ストレージプールやボリュームという用語は、下の図を見ると分かりやすい。

Synologyホームページより)

 

Synology NASのバックアップの設定

  • PCのファイルをSynology NAS(HDD1)へバックアップする
    • Synology Drive関連アプリを、Synology NASにインストール
    • Synology DriveをPCにインストールし、バックアップの設定をする
  • Synology NASのHDD1のバックアップデータを、HDD2へコピーする
    #RAIDで運用していないため、HDD1からHDD2へスケジュールタスクでデータをコピーする
    1. アプリHyper Backupを起動
      1. 「作成」で「フォルダとパッケージを選択」
      2. 「Synology」>「ローカルフォルダ&USB]を選択
      3. 共有フォルダとディレクトリを指定(バックアップ先を指定)
      4. バックアップ元を指定(homesを選んだ)
  • Synology NASのHDD1のバックアップデータを、Synology NASの外付けUSB HDDにコピーする
    #Synology NASが壊れたときのために、データを外付けUSB HDDにコピーする
    1. 外付けUSB HDDをSynology NASに接続する
    2. ファイルステーションで外付けUSBHDDにフォルダを設定する
    3. アプリUSB Copyで、「データのエクスポート」を選択し、コピータスクを設定する。この際、コピーモードはミラーとした。

 

  ところで、Synology NAS内のデータのバックアップの取り方については、Synologyのページにまとまっている。こういう情報がまとまっているところがSynologyを選ぶ理由だ。

Synology NAS をバックアップするには? - Synology ナレッジセンター

 

Synology ファイヤーウォールの設定

 TOSHIBAのTV Regzaは古いプロトコルSMB1でアクセスしようとするが、SynologyはSMB2 or SMB3でなければ受け付けない。そのため、RegzaがSynologyにアクセスしようとするとSynologyはエラーログを吐き、ログ管理が面倒。そこで、TVからのアクセスをファイヤーウォールでブロックする。

  • 「コントロールパネル」>「セキュリティ」>「ファイヤーウォール」で設定する

 

まとめ

 パソコンを新しくした。新しいパソコンの設定は面倒なので、メモを残した。このメモが誰か(将来の自分を含め)の役に立つと嬉しい。(質問があればお気軽に聞いて欲しい、全てに答えられるわけではないけれど)。

 

 データバックアップについては、別記事にまとめている。こちらもよろしければどうぞ。

写真撮りのためのデータバックアップの方法 - 記憶と記録 (hatenablog.com)