記憶と記録

見えたことは事実ではなく自分というフィルタを通した記憶であり、さらに記憶は記録で上書きされる。写真とカメラ関係のブログです。

あぁ、かっこいい。思わず見た目買いするカメラ

 Summicron 35mm F2 1stの復刻版が焦点工房さんから発売されました。通称「八枚玉」ってやつです。 ライカMマウントで、ダウブルガウス。なんともロマンいっぱいです。

 そして、カッコいい。

 これに富士フィルムのX-E4を合わせると、滅茶苦茶カッコいい。下の動画を見て欲しい。

youtu.be

 

 最近のカメラやレンズは性能が良くて、個性を失っている。

 見たままに写るを突き詰めていくと、カメラ間の差異は失われるどれで撮っても良く写ると言う意味で同一。違いは、価格だけ。安いのはどれってことに一生懸命になるだけ。

 ありのままが写るカメラでは、撮り手の個性もなくなり、どう写すかは差異ではなく、何を写すかに差異が収れんする。それは、被写体の力に依存し、撮り手の個性ではなくなる。

 アウトプットではなく、手段の選択に撮り手の個性が現れる。そういう時期にカメラは来たのかもしれない。

 

 腕時計になぞらえると、正確さではクオーツや電波時計が最強だけど、高価なのは機械式のROLEX。そういう世界のお話。