RICOH GR IVが2025年9月12日に発売予定です。GRシリーズとしては6年半ぶりの新機種となります。もともと、GRシリーズはソフトウエアアップデートによる機能強化を長期間行うため、ハードウエアのアップデート間隔は長めでが、半導体の進歩は非常に速いため、この6年半でどれほど性能向上するか楽しみです。
リコーのGR IVの製品ページ(【RICOH GR IV / デジタルカメラ / 製品 | RICOH IMAGING】)を見ると、特徴として4つ挙げられています。
- レンズの性能が上がった
- 撮像素子の性能が上がった
- 画像処理プロセッサの性能が上がった
- 手振れ補正機能の性能が上がった
この中で、定量的に性能が記載されている(1)レンズ性能、(2)手振れ補正機能について、ここでは記します。
レンズ性能の向上
GR IIIとIVのレンズのMTF曲線をリコーの製品ページから引用したのが以下の図です(GR IIIのグラフは横軸がログスケールな点に注意してください)。これらを比べて、大きく分かる点は以下です。
- 赤い実線のグラフが上がった
⇒メリハリの利いた抜けの良い写真が撮れるようになった - 赤い点線のグラフがかなり上がった
⇒周辺部での解像度が上がった - 赤いグラフが横軸7mmで落ち込まなくなった
⇒写真を拡大して見ても、くっきり写った写真が撮れるようになった


GR IVのレンズは随分と性能が良いようです。ただし、オールドレンズのファンがいるようにレンズの写りの悪さも楽しみ(味)であったりしますのが、キレキレのレンズが好みである人にはGR IVは良い製品でしょう。
手振れ補正機能の向上
GR IIIとIVのレンズの手振れ補正機能についての記述をリコーの製品ページから引用したのが以下の図です。向上した点は以下です。
- 補正強度が、4段から6段に上がった
⇒GR IIIでシャッター速度1/2秒以上になると手ブレしていたのが、GR IVでは2秒まで手ブレしない - 手振れ補正の効く方向が増えた(3軸から5軸へ)
⇒カメラを上・横に平行移動する手ブレも補正できるようになった


手振れ補正機能はかなり強力ですね。一般に、GR IVの焦点距離28mmではシャッター速度1/28秒あれば手ブレしないと言われています。これに6段の手振れ補正が加わると、シャッター速度2秒でも手ブレしません。
よくGR IVの小さなボディに、この強力な手振れ補正機能を搭載したものだと感心します。
まとめ
リコーから6年半ぶりに新しいGRシリーズ GR IVが発売されます。カタログスペックから定量的に読み取れる性能(レンズと手振れ補正機能)を評価しました。手振れ補正機能はかなり強力で、これに私は魅力を感じます。