記憶と記録

見えたことは事実ではなく自分というフィルタを通した記憶であり、さらに記憶は記録で上書きされる。写真とカメラ関係のブログです。

私が今でもニコンD90を使い続ける理由

  写真を撮るのが趣味です。いくつかカメラを持っていますが、一番頼りにしているのは、 NIKON D90です。これは2008年に発売されたもので、11年前のカメラです。画素数は1200万画素と、今のスマートフォンのカメラと同じ程度。きっと来年にはスマートフォンの方が高画素になっているでしょう。

 

 そんな古いカメラを私が使い続けるのは、十分な画質であること、さらに操作性が素晴らしいためです。

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D90で撮った写真

画質

 はじめに、画質を客観的に見てみましょう。下はDXOMARKのベンチマークの結果です。現在一番の画質を誇るカメラはニコンD850です(ソニーやキヤノンを含めても一番の性能)。参考までにオリンパスの最高画質のカメラO-MD E-M1 Mark2とも比較してみます。

 D850(オレンジ)の性能はさすがに高いですが、D90(黄)の性能はO-MD E-M1 Mark2(赤)と同程度であることが分かります。

 D850とD90を比べると、D90のISO感度200の画質は、D850のISO感度400と同程度です。また、商業フォトグラファが商品になる画質はD850のISO感度1600~3200程度といいますから、D90ではISO感度600程度ならば商品になる画質であることが分かります。

 

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D90の性能

DXOMARKより)

 

 一方、D90でISO感度を上げた場合の画質については、別エントリに書いておきます(【写真のノイズはこう消せ、実例を使って紹介】)。

 

操作性

 ニコンの中上級者向けのカメラだけあって、ダイヤル類が豊富についています。カメラの肩には設定パラメータを表示する液晶があって、これが地味に便利です。

 

 最近はマニュアルモードでシャッター速度や絞りを設定するため、ダイヤルが二つ欲しい。撮影場所の明るさから、ISO感度、絞り、シャッター速度を決めて、後は微調整で絞りを変えるか、シャッター速度を変えるかしています。ボカした絵を撮りたいときは絞りは触らずシャッター速度だけで明るさを調整し、乗り物などの被写体ブレのある写真を撮りたいときは絞りだけで明るさを調整するという撮り方をしています。ただし、大きく明るさが変わるときは、絞りとシャッター速度の両方を変える必要が出てきますのでダイヤルが二つ欲しい。

 また、D90にはカメラの肩の部分に液晶が付いていて、ここで撮影パラメータを確認できます。また、電源OFFのときはSDカードの残り容量を表示してくれます。これが地味に便利です。撮影パラメータは、ファインダを覗いても確認できますが、肩の液晶はカメラを首からぶら下げたまま確認できるので便利です。例えば、スナップをしていて太陽に雲がかかったとき、カメラを構えていないときでもダイヤルを回してパラメータを設定できます(ミラーレスと違って電源ONの状態でも滅茶苦茶バッテリが持つため、スナップの時は歩行時でも通常電源ONにしています)。また、電源をOFFにするとSDカードの残り容量を表示してくれます。撮影中にSDカードがいっぱいになるとシャッターチャンスを逃すので、残り容量がわずかになったところでSDカードを取り換えるのですが電源OFFでもこれを確認できると、そのままSDカードのこうかんができます。

 

レスポンスの良さ

 いろんな意味でレスポンスが良いです。電源ONから撮影可能になる時間、シャッターを切ってから次のシャッターが切れるまでの時間、これらがとても速い。

 

 富士フィルムの新しいカメラX-T3は電源ONから撮影可能になるまで約0.3秒だそうです。それでもD90にはかないません。D90ならば瞬時に撮影可能になります。被写体をみつけて電源を入れてファインダを覗いたときにはシャッターを押せます。D90では、起動に待たされたことはありませんが、X-T3は少し待たされます。

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 D90でシャッターを押すと、次のシャッターを押せるまでタイムラグはありません。最近の一眼レフやミラーレスもこれができていますが、コンパクトデジカメはダメですね。連続してシャッターを押せなくて、撮影可能になるまでの待ち時間がもどかしいです。スマートフォンのカメラもこの待ち時間が長くてイライラします。

 

バッテリのもち

 D90のバッテリは滅茶苦茶もちます。5000枚以上撮れると思います。また、電源ON状態のまま放置してもバッテリは減りません。

 

 先日フェンシングの試合を撮りに行きました。高速連射モードで一日中撮りまくり、結局3千枚撮りました。それで、バッテリが半分に減った程度でした。バッテリが空になるまでは6千枚くらいとれるとおもいます。富士フィルムのX-T3は500枚でバッテリが空になったのでその10倍撮れることになります。これはX-T3が悪い訳ではありません。ミラーレスカメラは、シャッターを切らなくても、常に撮像素子と画像処理エンジン、ファインダ画面が動き続けるため、バッテリを消費します。そのため、一眼レフカメラと比べて撮影可能枚数は少ないのです。特にスポーツものを撮るときは、常にカメラで被写体を追い続けるのでミラーレスカメラではバッテリが心配になるでしょう。

 また、D90では電源ONにしたまま放置しても、殆どすべての電気回路は止まっていますので、電気を消費しません。私は、撮影現場では電源は常にONです。

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頑丈さ

 D90のシャッターユニットは10万回もの耐久試験をパスしています。またボディも頑丈で、何回か落としていますが平気で動作しています。

 

レンズが豊富

 ニコンのカメラですから、サードパーティ製を含めてレンズがたくさん売られています。中にはコスパの良いレンズもあり、気軽に色々なレンズを試すことができます。この様に豊富なレンズで遊べるのは、ニコンとキヤノンだけです。

 

 

欠点

 良いことばかり書きましたが、悪い点ももちろんあります。

  • 動画は撮れないと思う。動画機能はあるのですが、私は使ったことがありません。古いカメラなので動画の画質は大したことないと思います。
  • ネットで話題に上がらない。これは意外に寂しい。ネットを探してもD90の新しい情報が出てこないと、仲間がいない気がして寂しくなります。

 

まとめ

 NIKON D90は11年前に発売されたカメラです。私は今でもこれを使い続けています。

 それは、画質が良いこと(プロが商品として売れる画質が撮れる)、レスポンスが良いこと、バッテリがもつこと、頑丈なこと、レンズが豊富なことといったたくさんの長所があるためです。

 中古だと1万5千円くらいで買えるようです。NIKONを試してみたい方は、試してみてはどうでしょう?

Nikon デジタル一眼レフカメラ D90 ボディ

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