物撮りって、ただキレイに並べて撮るだけ?
(中略)
“自分らしさ”と“写真としての説得力”をぶつけ合いました。
憧れたのは、アーヴィング・ペンのように——
静物ひとつで人の心を動かす、そんな写真。
「物撮りって、ただキレイに並べて撮るだけ?」の答えを、ここしばらく考えています。
カタログ写真のようなモノを見せる目的ならば、ただキレイに撮るのが正解でしょう。もっと言えば、3Dで全方位見ることが出来て、見ている人が見たい角度で拡大したりできるのが良い筈です。
一方で、撮り手の「自分らしさ」を加えることは、モノの見やすさ正確さを損なわせます。損なうものをどこまで減らせるのか、「自分らしさ」をどこまで加えるのかが、技量なのかもしれません。
例えば、上の記事のアイコンのゲーム機の写真は、モニタ部に影が斜めに入っていますが、これが「自分らしさ」なのだと思います。モニタ部の見ずらい写真ですが、見ている人の頭の中には、モニタと言えばこんな感じというイメージがあり、脳内補完してくれますので、損なうものは少ないと言えましょう。
物撮りは、撮り手のコントロールできる部分が多くて、その分、技量の差が出ますね。